の中心となるのはパフォーマンス/可用性クラスター (PAC) リージョンであり、 にはPAC 2 つ以上のリージョンを含めることができます。
- これらのリージョンをハードウェア全体に分散して、PAC の回復力を向上させることができます。
- 参加するすべてのリージョンでは、ビット体系、OS およびそのバージョン、インストールされている製品のバージョンが同じである必要があります。
注: Micro Focus では、3 つ以上のリージョンを含む PAC を作成することをお勧めします。これにより、PAC の可用性を損なうことなく、メンテナンス時に PAC 内のインスタンスを一時的に停止できます。

はPAC スケールアウト リポジトリ (PSOR) 、次のように、PAC を単一のシステム イメージとして管理および操作できるようにします。
- 主な CICS およびシステム リソース定義の同期。詳細については、「サポートされる構成」トピックの「CICS リソース」セクションを参照してください。
- JCL ジョブのサブミット、スケジューリング、監視、および制御に対する運用サポートの提供。
- ジョブが実行される場所の抽象化。
- 応答およびジョブ強制終了機能。
- 回復プロセス (ENQ の解放、クローズ、データベースでホストされたファイルが開いたままなど)。
- CICS NEWCOPY および JCL バッチを使用して新しいロード モジュールを更新およびディプロイするメカニズム。
注: PAC には PSOR が必ず 1 つ必要です。
次の例は、どのようにスケールアウト リポジトリ (スケールアウト リポジトリ (SOR)) が管理上の負担を軽減し、エンタープライズ サーバー インスタンスのスケールアウト構成の管理に通常伴うリスクを最小限に抑えるかを示しています。
- オンラインからバッチへの切り替え。SOR を使用しない場合、CICS アプリケーションは各リージョンで起動されるため、使用するファイルの FCT はオープンとしてマークされます。バッチに切り替えるには、管理者は各リージョンに順番にアクセスし、ファイルに対して FCT クローズを実行する必要があります。SOR を使用すると、CICS アプリケーションを実行する最初のリージョンでファイルが FCT にオープンとマークされ、この処理が SOR により PAC のすべてのインスタンスに適用されます。バッチに切り替えるには、PAC のいずれかのインスタンスにアクセスして FCT を閉じるだけで、このアクションが PAC のすべてのインスタンスに適用されます。
- バッチ ジョブの管理。カタログおよびスプール ファイルが共有される PAC 内のエンタープライズ サーバー インスタンスにバッチ ジョブをサブミットする場合です。ジョブはキューに追加され、そのジョブをサブミットするために利用可能な PAC の最初のエンタープライズ サーバー インスタンスでそのジョブが取得されます。ジョブは、サブミットされたインスタンスとは別のエンタープライズ サーバー インスタンスで実行されることもあります。SOR を使用せずにそのジョブを管理する場合は、各エンタープライズ サーバー インスタンスに順番にアクセスし、そのジョブを実行しているインスタンスを判別する必要があります。SOR を使用すると、PAC の任意のリージョンからジョブを管理できます。
- PAC 全体で使用されるライブラリの更新。SOR を使用しない場合、管理者は各エンタープライズ サーバー インスタンスに順番にアクセスし、ライブラリをインストールする必要があります。SOR を使用する場合は、ライブラリを SOR にロードすれば、PAC のすべてのエンタープライズ サーバー インスタンスに対してその発行が実施されます。
注: PAC への機能の追加に応じて、管理要件を最小限に抑えるために、SOR の機能にもサポート アクションが追加されます。