簡単なプログラムの .lst ファイルを引用したものを次に示します。
     1 working-storage section.
     2 01 a  pic 9(2).
     3
     4 procedure division.
     5 main section.
     6     move 1 to a
     7     if a = 1 display "HELLO" end-if
     8     stop run.
     ...
* A                              Numeric DISPLAY
*          2#      6*      7?                           (X    3)
*
*               1 data-names
*
* MAIN                           Section
*          5#                                           (X    1)
*
*
*               1 procedure-names
* End of cross reference listing
 
      相互参照の情報で、次のことが確認できます。数値 DISPLAY タイプのデータ項目 a が 1 つあります。このデータ項目は、行 2 で定義され、行 6 で更新されて、行 7 でテストされています。行の最後にある (X 3) は、このデータ項目が相互参照リストに出現した回数を示しています。手続き名 main も 1 回だけ参照された節としてリストに表示されています。
説明:
この指令は、LIST 指令が指定されていない場合は無効となります。
相互参照リストを生成するには、ディスク上にコンパイラのワークスペースが追加で必要になります。必要なスペースは、データ項目と手続き名の数、およびこれらが参照される回数によって異なります。
UNIX の場合に、相互参照リストにメッセージ「*End of cross reference listing (*相互参照リストの終わり)」を表示するには、詳細モードを指定するコンパイラ オプション、-v も指定する必要があります。
XREF 指令が指定されると、生成された .lst ファイルの最後に次の情報が追加されます。