SET 文は、条件変数の値を変更するために使用する。
SET 文は、データ項目のアドレスをポインター
または pointer-32
データ項目に割り当てるために使用する。また、ポインター
または pointer-32
データ項目の内容を調整するためにも使用する。
SET 文は、表操作処理のための参照ポイントを決めるために、表要素の指標を設定する。
SET 文は、プログラムのアドレスまたはプログラムのエントリ ポイントを手続きポインター データ項目に割り当てるために使用する。
SET 文は、ポインターのアドレスをプログラム ポインター データ項目に割り当てるために使用する。
SET 文は、オブジェクト参照を割り当てるために使用する。
SET 文は、同期データ項目の値を変更するために使用する。
SET 文は、同期データ項目のアドレスを別の同期データ項目に割り当てるために使用する。
SET 文は、ネイティブ配列のサイズを変更するために使用する。
SET 文は、ネイティブ配列の内容を初期化するため、および内容に基づいて配列のサイズを設定するために使用する。
SET 文は、用途が CONDITION-VALUE であるブール データ項目の値を変更するために使用する。
SET 文は、ネイティブ型のデータ項目の値を変更するために使用する。
SET 文は、受信側項目の動的長を送信側項目の値に設定するために使用する。
pointer-name-1、pointer-name-3、または procedure-pointer-name-1 が参照するデータ項目、あるいは「ADDRESS OF identifier-1」によって暗黙的に示される COBOL システム領域は受信側領域を表す。
Identifier-3、integer-1、または「LENGTH OF identifier-4」は増分値を表す。
SET 文で参照できる外部スイッチの詳細については、「特殊名段落」のトピックを参照。
identifier-1 は、連絡節、局所記憶節、または作業場所節で宣言する。
identifier-2 は連絡節で宣言する。
または USAGE IS POINTER-32
サブプログラムを呼び出す際にリンクを維持するか否かは、STICKY-LINKAGE 指令の影響を受ける。
および pointer-name-2 が USAGE IS POINTER-32 データ項目である場合、送信値は 64 ビットにゼロ拡張される。
その場合、送信値は 32 ビットに切り捨てられる。
送信側項目 | 受信側項目 | ||
---|---|---|---|
整数データ項目 | 指標名 | 指標データ項目 | |
整数定数 | 無効/11c | 有効/11a | 無効/11b |
整数データ項目 | 無効/11c | 有効/11a | 無効/11b |
指標名 | 有効/11c | 有効/11a | 有効/11b1 |
指標データ項目 | 無効/11c | 有効/11a1 | 有効/11b1 |
1 = 変換は行われない
index-name-2 を指定した場合、SET 文の実行前の指標の値は、index-name-1 に関連付けられた表の中の要素の出現回数に対応していなければならない。
index-name-3 を指定した場合、SET 文の実行前後の指標の値は、index-name-3 に関連付けられた表の中の要素の出現回数と対応していなければならない。
呼び出されるプログラムが COBOL プログラムではない場合のプログラム名または手続き名の構成に関する規則については、インターフェイスに関する COBOL システムのドキュメントに記載されている。
参照先手続きが前に利用可能にされており、SET 文を実行する時点でもまだ利用可能な場合には、送信値は参照先手続きのアドレスを表す。
参照先手続きが SET 文を実行する時点でもまだ利用可能ではない場合には、送信値は COBOL システムのエラー手続きのアドレスを表す。
たとえば、次の文で設定したロックは、
SET mon-1 TO READING
次の文で解除できる。
SET mon-1 TO NOT READING