Enterprise Server LOCKDB

LOCKDB 機能は、Enterprise Server クラスターのグローバル ロック マネージャー (GLM) の機能を代替します。LOCKDB は、ロック メカニズムが MFDBFH のレイヤーで調整される MFDBFH 対応エンタープライズ サーバー リージョンのグループです。

LOCKDB グループのメンバーは、GLM 構成のシステムの場合のようにシステム間通信 (ISC) リンクで接続する必要はありません。

CICS、JES、IMS などに対するすべてのロック (ENQ) が MFDBFH で処理されます。

構成

DBLOCK グループを設定するために必要な構成を次に示します。LOCKDB 機能のメカニズムは MFDBFH のセットアップに基づきます。詳細については、「Micro Focus ネイティブ データベース ファイル処理およびエンタープライズ サーバー リージョン データベース管理」を参照してください。MFDBFH を構成したら、LOCKDB グループに含める各エンタープライズ サーバー リージョンについて、ES_LOCKDB 環境変数をリージョン データベースの名前に設定する必要があります。たとえば、LOCKDB1M および LOCKDB2M という 2 つのエンタープライズ サーバー リージョンの LOCKDB メンバーシップを構成するには、それらの MFDBFH.cfg ファイルに次のエントリを追加します。

<dsn name="SS.LOCKDB1M.REGION" type="region.cas" region="LOCKDB1M" feature="all" connect="db=LOCKDB;uid=xxxx;pwd=yyyy"/>
<dsn name="SS.LOCKDB2M.REGION" type="region.cas" region="LOCKDB2M" feature="all" connect="db=LOCKDB;uid=xxxx;pwd=yyyy"/>

1 つ目のエンタープライズ サーバー リージョンについて、次の環境変数を設定します。

ES_LOCKDB=LOCKDB1M

2 つ目のエンタープライズ サーバー リージョンについて、次の環境変数を設定します。

ES_LOCKDB=LOCKDB2M

JCL のサブミット

JCL のサブミットに対するロック処理のシーケンスは、以前の Enterprise Server クラスターのシーケンスと同じです。詳細については、「JCL のサブミット」を参照してください。

ロック処理

現在のロックのリストは、ESMAC を使用して監視および検証できます。CICS 対応および JES 対応のエンタープライズ サーバー リージョンで、左側のペインの [Resources] リストから [Active] を選択し、[Locks] をクリックします。これにより、アクティブなロックのリストが表示されます。
注: CASLOCK コマンドは LOCKDB グループには使用できません。

リソース名リストのサポート

リソース名リスト (RNL) は、グローバル リソースのシリアル化 (GRS) でリソースのスコープを識別するために使用される IBM メインフレームのメソッドです。RNL のすべての関数のうち、SYSZDSN ロックのスコープの識別に必須のものだけが実装されています。LOCKDB グループでの RNL のサポートは、Enterprise Server クラスターのサポートと同じです。RNL ファイルはデータベース制御ファイルにすることができます。

起動シーケンス

LOCKDB グループの最初のエンタープライズ サーバー リージョンはコールド スタートで起動する必要があります。たとえば、2 つのリージョンで構成される LOCKDB グループの場合、1 つ目のリージョンを次のように起動する必要があります。

casstart -rLOCKDB1M -S:C

最初のリージョンをコールド スタートで起動したら、以降のリージョンは次のように起動できます。

casstart -rLOCKDB2M
警告: 後続のリージョンでコールド スタートを実行すると、予期しない動作が発生する可能性があります。

VSAM Shareoptions

LOCKDB グループでは VSAM Shareoptions がサポートされます。