メインフレームのリモート開発の概要

Enterprise Developer for z Systems では、ジョブの編集、コンパイル、および実行をメインフレームで直接行うことができます。いずれも Eclipse 内から直接実行することが可能です。また、カスタムの Java プラグインの開発なしで、メインフレーム開発プロセスを Eclipse で直接モデル化することもできます。この機能は、次の追加コンポーネントによって提供されます。

z/Server
Enterprise Developer ユーザーがメインフレームで直接開発を行うことを可能にする z/OS サーバー プログラムです。z/Server はメインフレーム開始タスクであり、メインフレームでリモート開発を可能にするためにメインフレームにインストールする必要があります。
現在は、Mainframe Access サーバーのインストーラで z/Server がインストールされるようになっています。既存の環境では、最新バージョンの z/Server に更新するために、Mainframe Access サーバーの完全なインストールを実行する必要があります。
この製品ヘルプには、z/Server をインストールする際に役立つ 2 つのマニュアルが用意されています。「関連項目」を参照してください。
  • Mainframe Access Installation Guide (「Configuring z/Server feature support」を参照)
  • z/Server のメッセージおよび診断
Application Workflow Manager
すべての種類の Enterprise Developer で利用することができ、Application Workflow モデルを開発および管理するためのすべての機能およびツールが含まれています。これらのモデルで、ツールおよびプロセスを Enterprise Developer に直接統合することができます。
Application Workflow Manager は次の製品で使用できます。
  • Enterprise Developer - Enterprise Developer のセットアップ ファイルで Application Workflow Manager が自動的にインストールされます。
  • IBM Developer for z Systems (ID) - この製品ヘルプの「Installing Application Workflow Manager into IBM Developer for z Systems (ID)」を参照してください。Enterprise Developer Connect をインストールして、ライセンスを取得していることが必要になります。

この製品ヘルプには、Application Workflow Manager コンポーネントを使用および構成する際に役立つ次のマニュアルが用意されています。

  • Workflow Manager モデリング ガイド
  • Workflow Manager のトラブルシューティング
  • Workflow Manager のメッセージ

Workflow Modeller の使用方法に関するトレーニングについては、Micro Focus Professional Services にお問い合わせください。

Enterprise Developer for z Systems は、IBM System zEC12 メインフレーム ハードウェア以降と互換性があります。