クライアント アプリケーションへの CA ルート証明書の追加

Enterprise Server などのサーバー アプリケーションと通信するクライアント アプリケーションを作成した場合、クライアント アプリケーションは、信頼済み CA のルート証明書にアクセスする必要があります。信頼済み CA とは、安全に通信しているサーバーの証明書に署名した CA を指します。

パブリック CA から取得したルート証明書のコレクションは、製品インストールの下のファイル CARootCerts.pem にあります。製品の以前のバージョンでは、このファイルはオプションの Demo CA コンポーネントの一部でした。クライアント プログラムを構成して、これらの証明書を使用すると、PEM ファイル形式がサポートされている場合、「信頼ストア」とも呼ばれる信頼されたルート証明書のコレクション用に、このファイルを使用できます。COBOL Web サービス クライアントなどの Micro Focus クライアント プログラムは、この形式をサポートします。

企業向け CA から、あるいは開発またはテスト目的のみに使用される Demo CA からの証明書など、使用する必要があるルート証明書が他にある場合は、ルート証明書を別のファイルに保存し、適切なファイルを使用するようにクライアントを構成したり、ルート証明書を CARootCerts.pem に追加したりできます。

Micro Focus Common Client ライブラリを使用している Micro Focus クライアント プログラムには、信頼されたルート証明書を含むファイルを mf-client.dat 構成ファイルで指定します。

ルート証明書ファイルに CA ルート証明書を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 新しい証明書をファイル内の証明書と同じ形式に変換します。ここでは、DER コンテンツ エンコーディングを使用する PEM 形式にします。これを行うには openssl を使用します。たとえば、PKCS7 形式のファイル IECert.p7b を PEM 形式に変換するには、次のようにします。
    openssl pkcs7 -inform DER -in IECert.p7b -text -print_certs -out IECert.pem
  2. 新しい証明書を既存のファイル CARootCerts.pem に追加します。次に例を示します。
    Windows:
    copy CARootCerts.pem+ IECert.pem NewCARootCerts.pem
    UNIX:
    cat CARootCerts.pem IECert.pem > NewCARootCerts.pem
注: 製品を再インストールまたは更新すると、 CARootCerts.pem ファイルは置き換えられます。このファイルに証明書を追加する場合は、追加を繰り返す必要があります。Micro Focus では、CARootCerts.pem ファイルを変更した場合、バックアップすることをお勧めしています。CARootCerts.pem を別の場所にコピーしてそこで変更し、そのコピーを使用するようにクライアントを構成することもできます。