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第 3 章 一般的な質問と回答

この章では、一般的な質問に対して回答します。

3.1 質問と回答

Q. 既存のシステムにユーザを追加するにはどうしたらよいですか?

Micro Focus または製品の代理店に連絡し、ライセンスキーを追加購入してください。その後で、License Administration Service を実行し、購入した追加ライセンスキーをライセンスデータベースに追加します。

Q. 旧バージョンの製品に対するライセンスで新バージョンの製品を実行することはできますか?

できます。ライセンスは、元の製品 (Server Express 1.0 など) とアップグレードされた製品 (Server Express 1.1 など) で使用することができます。ただし、Object COBOL Development System などの旧製品のライセンスを Server Express などの新製品で使用することはできません。また、32ビット版 Server Express のライセンスで 64 ビット版 Server Express を使用することもできません。

Q. 新バージョンの製品に対するライセンスで旧バージョンを実行することができますか?

新バージョンの製品が旧バージョンのアップデート版である場合は可能です。たとえば、32 ビット版の Server Express 2.0 のライセンスを Server Express 1.1 で使用することができます。ただし、Object COBOL Development System のような旧製品で使用することはできません。

Q. 独自のライセンスを持つ複数の部門が同じマシンを実行している場合に、一方の部門が他方の部門のライセンスを使用できないようにすることは可能ですか?

できません。一方の部門のユーザがライセンスユニットを使用しているために他方の部門のユーザが製品を実行できない場合は、システムに登録されたライセンスが不足しています。ライセンスを追加購入し、インストールしてください。

Q. 各マシンのユーザ数を予測できない場合にライセンスを複数のマシンに配布するには、どのようにしたらよいですか?

必要に応じてマシンを再構成するには、一方のマシンのライセンスをアンインストールして別のマシンにインストールします。ただし、それぞれ手動で入力する必要があるため、特にライセンスが多い場合は、この方法では時間がかかります。また、ライセンスは、製品のみでなく、ハードウェア、オペレーティングシステムに対しても固有です。

Q. 2 つの独立したシステムを実行しています。一方のシステムでハードウェアが破損したような緊急の場合は、他方のシステムにユーザを移動することができますか?

できます。実行中のマシンを使用するための一時ライセンスキーを Micro Focus に電話で請求してください。

Q. License Manager デーモンをユーザが強制終了すると、どうなりますか?

既にライセンスが割り当てられたタスクには影響しません。コマンド行から License Manager を再起動してください。

ただし、License Manager により起動され、ライセンスを割り当てられた処理中のタスクがある場合は、新しく License Manager を再起動することができません。再起動しようとしても自動的に終了します。このような場合に License Manager を起動するには、コマンド行に指令 FORCE または WAIT を指定して起動します。詳細については、第 2 章『管理作業』の License Manager の起動に関する項を参照してください。

Q. License Manager を複数起動するとどのような効果がありますか?

License Manager を複数起動しても、新しく起動された License Manager が別のコピーが実行されていることを検知した後で自動終了するため、障害は発生しません。

Q. ライセンス管理機能は、システムの破損に対してどのように対処しますか?

ライセンス管理機能は、システムの破損の影響を受けにくく設計されています。万一、ライセンスデータベースの破損のような予期しない障害が発生した場合は、リカバリすることができます。License Administration Service の実行を終了するたびにデータベースのバックアップコピーが自動作成されます。システムの破損後に License Administration Service を起動すると、障害が通知され、バックアップからのデータベースの自動復元を選択することができます。

万一、バックアップも破損していた場合は、Micro Focus アンサーラインへ連絡してください。ライセンスデータベースを手動で削除する必要があります。削除する必要があるファイルは、ライセンス管理機能のインストールディレクトリに格納された mflmfdbmflmfdb.idxmflmfdbX、および mflmfdbX.idx です。破損したデータベースのコピーは、MFLMFBAD および MFLMFBAD.idx に作成されます。Micro Focus アンサーラインから調査用にこれら 2 つのファイルを保存するように要求された場合を除き、これらのファイルも削除してください。その後で License Administration Service を再起動し、ライセンスをインストールします。

Q. ライセンス管理機能が予期しない動作をした場合は、どう対応したらよいですか?

Micro Focus アンサーラインへ連絡してください。内容に応じて対応方法を説明します。問題を解決するまでの間、一時的にライセンス確認を中断するように依頼する場合があります。

Q. ライセンスキーをインストールしてもユーザがすぐに製品を使用できないのはなぜですか?

新しいライセンスキーをインストールすると、このライセンスキーがライセンスデータベースに登録されます。ただし、この段階では License Manager のライセンスデータベースのコピーにライセンスキーが含まれていません。新しいライセンスキーをインストールした後で、License Manager が使用するライセンスデータベースのコピーを更新する必要があります。License Manager のライセンスデータベースのコピーを更新するには、License Administration Service のメインメニューで F7 (リフレッシュ) キーを押してください。 また、 License Manager の次回の起動時には、ライセンスデータベースのコピーが自動的に更新されます。


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