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第 1 章 Application Server ライセンス

この章では、実行時ライセンス (Application Server ライセンス) について説明します。

1.1 はじめに

Micro Focus COBOL を使用して開発されたアプリケーションを実行するには、ライセンスが必要です。このライセンスを実行時ライセンスまたは AS (Application Server) ライセンスと呼びます。Application Server の製品パッケージには、ライセンスカードが同梱されています。このカードは、AS ライセンス文書のコピーであり、正式ライセンス版のユーザ数、製品名(Application Server for UNIX)、およびバージョンが書かれています。また、ライセンスをシステムにインストールするときに必要なライセンスキーも記載されています。ライセンスをインストールしない限り、システムがライセンスを認識できないため、正式ライセンス版のアプリケーションを実行できません。追加の Application Server ライセンスが必要な場合は、その詳細をMicro Focusにお問い合わせください。

複数のシステムに同じ AS ライセンスを同時にインストールしないでください。この行為はライセンス契約の条件に違反します。AS ライセンスを別のシステムに移動する場合は、最初に現在のシステムからAS ライセンスをアンインストールする必要があります。

Application Server を使用するアプリケーションを作成する場合は、Micro Focus 開発システムに添付されたライセンス契約を参照してください。

64 ビット版の Application Server
64 ビット版の Application Server をインストールすると、64 ビット版のライセンスが発行されます。32 ビット版の Application Server に関連付けられたライセンスはすべて使用不可能になります。これに関する警告が 64 ビット版のインストール時に表示されます。これは旧バージョンの Server Express と同じディレクトリに Server Express をインストールした場合のみに起こります。

64 ビット版のライセンスでは、64 ビットモードおよび 32 ビットモードで開発されたアプリケーションを Application Server で使用できます。

何らかの理由で、64 ビット版用に発行されたライセンス数が、元の 32 ビット版の Application Server で使用していたライセンス数より少ない場合は、Micro Focusに連絡して必要な数のライセンスを購入してください。

1.2 ライセンスのタイプ

Application Server には、3 つのタイプのライセンスがあります。

標準およびトランザクションライセンスは、特定の数の同時使用ユーザ数をサポートしています。サーバライセンスは、単一のサーバ上の、無制限のユーザ数をサポートしています。

アプリケーションの実行に一貫性がなくなるため、標準ライセンスとトランザクションライセンスを混在させることはできません。開発システムにすでに、標準ライセンスがインストールされている場合は、Application Server とそのトランザクションライセンスを別の場所にインストールするか、または同じ場所に追加の標準ライセンスをインストールして、組み込まれた時差が無効になるよう、 ASLMFRETRY 環境変数を設定する必要があります。

1.3 ライセンスの管理

AppTrack ユーティリティを使用して、アプリケーションを実行中のユーザ数を監視し、ライセンスのインストールおよび管理を行います。以降の章で、AppTrack を使用したライセンスのインストールおよび管理の方法を説明します。

ライセンスの詳細を正しく表示するために、必ずSever Express の最新バージョンで提供されているバージョンの AppTrack を使用してください。


警告 : AppTrack をシステムで使用するには、UNIX が共有メモリの割り当てと使用をサポートしている必要があります。



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