構成ファイルを作成または更新する場合は、dbfhconfig コマンド ライン ユーティリティを使用する必要があります。
set MFDBFH_CONFIG=<location-and-name-of-file>
この変数を設定しない場合、MFDBFH.cfg という名前のファイルが現在のディレクトリにあると見なされます。
dbfhconfig -add -server:<server-name> -provider:az
<server-name> は、データベース サーバー インスタンスの名前です。(local) または localhost のエントリも有効で、デフォルトでマシン名になります。
次に、インスタンス内のデータベースを指定する必要があります。
dbfhconfig -add -server:<server-name> -dsn:<name> -type:database -name:master [-user:<user-name>] [password:<password>] [-connect:<connection-string>]
<name> は、master データベースの ODBC データ ソースに指定する名前 (この場合、後の手順で使用するため、名前をメモしておいてください)、または接続文字列を使用する場合にはデータベースを参照するサーバー構成内の一意の名前です。<user-name> および <password> は、インスタンスの有効な資格情報です。接続文字列を使用する場合は、これらのオプションを指定する必要はありません。<connection-string> は、ODBC データ ソースを使用せずにデータベース接続を確立する場合のデータベース接続文字列です。データベース固有の構文については、「データベース接続文字列」を参照してください。
dbfhconfig -add -server:<server-name> -dsn:<name> -type:datastore [-db:<existing-db>] [odbcdsn:<dsn-name>] -optio:<opts> -name:<dsname> [-user:<user-name>] [-password:<password>] [-connect:<connection-string>]
<name> は、データストアの ODBC データ ソースに指定する名前 (この場合、後の手順で使用するため、名前をメモしておいてください)、または接続文字列を使用する場合にはデータストアを参照するサーバー構成内の一意の名前です。<existing-db> は、データストアを格納する既存のデータベースの名前です。このオプションを省略すると、データストアが独自のデータベースに格納されていると見なされます。<dsn-name> は、共有データベース接続として使用されるデータ ソースの名前です (ODBC データ ソースを使用し、単一の物理データベースを使用する場合)。詳細については、「データベース接続」を参照してください。<opts> は、入出力操作に適用される最適化です。<dsname> は、データストアの実際の名前です (データ ソース プロパティで構成)。
option | description |
---|---|
all | 使用可能なオプションごとに +<opt> を指定した場合と同様に、最適化がすべて適用されます。その後、-<opt> を使用して、特定のオプションを選択して無効にできます。 |
none | 最適化は適用されません。 |
{+|-}oiseq | 入力用に開かれた行順編成ファイルに対する最適化を有効 (+) または無効 (-) にします。 |
{+|-}ooseq | 出力用に開かれた行順編成ファイルに対する最適化を有効 (+) または無効 (-) にします。 |
{+|-}oi | 入力用に開かれた ESDS、KSDS、および RRDS ファイルに対する最適化を有効 (+) または無効 (-) にします。 |
{+|-}oo | 出力用に開かれた ESDS、KSDS、および RRDS ファイルに対する最適化を有効 (+) または無効 (-) にします。 |
次の構成ファイルには、2 つのデータストアが含まれています。これらはそれぞれインスタンス内の独自のデータベースに格納されます (dbname 属性に従って名前が付けられます)。データベース インスタンスは、VAR2AZDB 変数で示されます。このデータベースへの接続を確立するにはログイン資格情報が必要であるため、シークレット Vault も有効になっています。詳細については、「Micro Focus データベース ファイル ハンドラーのシークレット Vault の構成」を参照してください。
<datastores usevault="true"> <server name="${VAR2AZDB}" type="azuresqldb" access="odbc"> <dsn name="AZ.MYMASTER" type="database" dbname="master" userid="azusr" password="$$vault$$"/> <dsn name="AZ.VSAM" type="datastore" dsname="VSAM" dbname="VSAM" userid="azusr" password="$$vault$$"/> <dsn name="AZ.SEQ" type="datastore" dsname="SEQ" dbname="SEQ" optio="+ooseq" userid="azusr" password="$$vault$$"/> </server> </datastores>
次に、データベース構成ファイルで接続文字列を使用していない場合は、構成したデータベースごとにデータ ソースを作成する必要があります。接続文字列を使用している場合は、データ ソースの作成をスキップし、dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティを使用してファイルをデータストアにアップロードできます。