Visual COBOL を使用して、COBOL を Web サービスとして公開し、場合によってはその Web サービスを Enterprise Server にディプロイして実行することができます。これを行う方法は、次の中から選択できます。また、Web サービスにアクセスするクライアント アプリケーションを生成することもできます。
- Interface Mapping Toolkit (IMTK)
- Visual COBOL の Interface Mapping Toolkit (IMTK) 機能を使用して、ネイティブ COBOL プログラムに基づいて Web サービス インターフェイスを作成し、Visual COBOL にディプロイすることができます。詳細は、「IMTK を使用したインターフェイス マッピング」を参照してください。
注：Enterprise Server では、ドキュメント/リテラル、RPC/エンコード、および REST エンコーディング スタイルがサポートされます。
- WSDL または JSON ファイル
- WSDL または JSON ファイルに基づいて、Enterprise Server にディプロイできる COBOL プログラム Web サービスと、そのサービスにアクセスする COBOL アプリケーション コンソール クライアントの両方を生成できます。
- COBOL JVM
- Java 仮想マシン (Java Virtual Machine; JVM) にディプロイされる COBOL では、Web Tooling Platform (WTP) などの Java SDK およびフレームワークを活用できます。これにより、Web サービスを Tomcat やその他のアプリケーション サーバーと統合できます。
Eclipse ツールは COBOL Web サービスではなく Java Web サービスを生成するように構成されているため、フロントエンドで Java を使用する必要があります。Java クラスは、要求を受け取ると、COBOL を呼び出してバックエンド処理を実行します。
COBOL JVM では、Java Web サービスのフレームワークによって提供されるすべての Web サービス プロトコル (REST を含む) がサポートされますが、WSDL からの COBOL クライアントの生成はサポートされません。
- 別の言語からの COBOL の呼び出し
- COBOL はその他のさまざまなプログラミング言語を使用して呼び出すことができます。このような言語の中には、ツールおよびアプリケーション サーバーのディプロイによって Web サービスを直接サポートする言語もあります。
この方法を使用して Web サービスを開発する場合は、COBOL プログラムがアプリケーション サーバーと同じプロセスで実行されている際にクラッシュしたり STOP RUN を発行したりするシナリオに対処するためのフェイルセーフを含めるようにしてください。このシナリオに対処できないと、アプリケーション サーバーがダウンするリスクが生じます。