注: 次の説明はマネージ COBOL のみに該当します。
どのような既存の COBOL プログラムでも、Java のマルチユーザー環境で使用することができます。手順は次のとおりです。
- COBOL クラス ライブラリのプロジェクトを作成して、そのプロジェクトに手続き型 COBOL プログラムを追加します。
- プロジェクトをリビルドします。
呼び出される COBOL プログラムが手続き型であるかオブジェクト指向型であるかに関係なく、その COBOL を呼び出すプログラムが必要です
- 呼び出し元のプログラムのプロジェクトを作成します。
- 呼び出し元のプログラムで、com.microfocus.cobol.runtimeservices.RunUnit コンストラクターを使用して実行単位を作成します。
- Try ... Finally 構文を使用して、プログラムが失敗した場合に確実に実行単位が破棄されるようにします。
- RunUnit.Call() メソッドを使用して COBOL クラスを呼び出すか、または次の手順を行います。
- パラメーターは Java プリミティブ データ型にします。
- 呼び出す手続き型 COBOL プログラムのインスタンスを作成します。
- RunUnit.Add() メソッドを使用して、プログラム インスタンスを新しい実行単位に追加します。
- 新しい実行単位内でプログラム インスタンスを起動します。
- StopRun() メソッドを使用して、実行単位の使用終了後に、実行単位を破棄します。
注:
- 実行単位によりランタイム エラーが発生した場合、java.lang.RuntimeException がスローされます。
- 複数の言語を使用する環境におけるオブジェクト指向 COBOL プログラムでは、静的メソッドおよびデータは、ランタイム エラーの原因となるため使用しないでください。
- データ アクセスが同期化されるようにしてください (実行単位が、それぞれ異なるスレッドで実行されるため)。
RunUnit クラスの詳細とその他の例については、com.microfocus.cobol.runtimeservices に関する文書を参照してください (トピック『com.microfocus.cobol.runtimeservices』を参照してください)。