注意:この機能は、早期採用者製品 (Early Adopter Product; EAP) リリース ステータスに提供されます。機能の最終版については、今後リリースする予定です。詳細については、
Micro Focus SupportLine までお問い合わせください。
CICS Web サービス機能は、開発およびテストでの使用を目的とした早期採用者製品 (Early Adopter Product; EAP) です。本製品リリースでは、この機能は製品のディプロイ用には推奨されません。
制限事項:本トピックは Windows 環境にのみ該当します。
これらのチュートリアルのために、Reverse、InvokeReverse、LoanDemo の各アプリケーションのコンポーネントが用意されています。
- Reverse アプリケーション
- Reverse アプリケーションは、1 つ以上の文字列を入力として受け取り、反転した文字列を出力として送信する CICS COBOL アプリケーションです。
- InvokeReverse アプリケーション
- InvokeReverse アプリケーションは、既存の WSDL ファイルから生成されます。これにより、エンタープライズ サーバー リージョンで実行される Reverse アプリケーションを呼び出すことができます。
- LoanDemo アプリケーション
- LoanDemo は、LOANPAYM という CICS アプリケーションで構成されています。このアプリケーションは、元本、融資期間、および金利の値を受け取る単純なアプリケーションです。この 3 つの入力値は、毎月の返済額を計算して返すために必要です。
デモンストレーション ファイル
デモンストレーション ファイルは、CICSWebServicesProjectTemplate_Eclipse という名前のプロジェクト テンプレートによって提供されます。このテンプレートは、デフォルトでは %PUBLIC%\Documents\Micro Focus\Visual COBOL\Samples\Mainframe\CICS\Classic\CWS ディレクトリにあります。
このテンプレートを使用して作成したプロジェクトには、これらのチュートリアルを完了するために必要なフォルダーとファイルが含まれています。ただし、すべてのチュートリアルですべてのファイルを使用するわけではありません。
- .cobolBuild、.cobolProj、および .project
- 各チュートリアル プロジェクトを作成するために使用される Eclipse テンプレート ファイルです。
- cbl\LOANPAYM.cbl
- ボトムアップ メソッドを使用して CICS Web サービス プロバイダーを作成するために使用される CICS COBOL プログラムです。
- cpy\LOANIN.cpy
- LOANPAYM プログラムの入力構造が含まれているコピーブックです。
- cpy\LOANOUT.cpy
- LOANPAYM プログラムの出力構造が含まれているコピーブックです。
- cpy\revLogic.cpy
- 生成された Web サービスのビジネス ロジックが含まれているコピーブックです。
- ESTemplates\CICSWebServicesTemplate.xml
- Enterprise Server を使用して、CICS Web サービスが実行されるエンタープライズ サーバー リージョンを作成します。
- loadlib
- 最初は空のフォルダーで、Visual COBOL によって生成されたファイルを格納するために作成および構成されます。当初はプロジェクトに表示されません。
- system\dfhdrdat
- Enterprise Server で Web サービスを実行するために必要なリソースを定義するリソース定義ファイルです。
- wsdl\reverse.wsdl
- CICS Web サービスを記述する Web サービス記述言語ファイルです。
- xml\basicsoap11provider.xml
- プロバイダー パイプラインに使用される基本的な SOAP 構成ファイルです。
- xml\basicsoap11requester.xml
- リクエスター パイプラインに使用される基本的な SOAP 構成ファイルです。
プロジェクト構成
用意されているテンプレートを使用して作成したプロジェクトは、次の設定を使用するように構成されます。これ以外の設定は、それぞれのデフォルト値のままです。
- [出力パス]
- 生成されたファイルを loadlib プロジェクト フォルダーに書き込むように設定されます。
- ビルド パス
- コンパイラが必要なコンポーネントをすべて見つけられるように、プロジェクトのすべてのフォルダーが含まれます。
- [Preprocessor]
- CICS プリプロセッサを使用してプロジェクトをビルドするように設定されます。
- [Character set]
- ASCII 文字セットを使用するように設定されます。
- [Dialect]
- Micro Focus COBOL 方言を使用するように設定されます。
- [Mode]
- IBMCOMP コンパイラ指令を設定して、モードを語記憶モードに設定します。