XML 拡張文を使用すると、XML ドキュメントの処理、操作、検証を行うことができます。XML 拡張文は、Windows の 32 ビット動的リンク ライブラリ (cobxmlext.dll) または Visual COBOL オブジェクト プログラムから呼び出し可能な UNIX の共有オブジェクト (cobxmlext.so) に含まれています。
Windows では、XML 拡張文は Microsoft MSXML 6.0 パーサーを使用します。UNIX の場合、XML 拡張文は、GNOME プロジェクトの C ライブラリの XML パーサー (libxml) および XSLT 変換プロセッサー (libxslt) を使用します。詳細については、「XML 拡張のインストール」および「ディプロイ」を参照してください。
XML 拡張文は次のカテゴリに分類されます。
- ドキュメント処理文。これらの文は、XML ドキュメントの処理、操作、検証に使用されます。
- ドキュメント管理文。これらの文は、XML ドキュメントを外部ファイルから内部文字列に (または内部文字列から外部ドキュメントに) コピーするために使用されます。
- ディレクトリ管理文。これらの文は、ディレクトリのポーリングを実装する際に便利です。
- 状態管理文。これらの文は、XML 拡張文の状態を制御するために使用されます。
注:位置指定パラメーターが含まれている文もあります。これらのパラメーターは、ソースまたは宛先のデータ項目、ソースまたは宛先の XML ドキュメント、フラグ、XMLGEN コンパイラ指令によって生成されたモデル ファイルなどの項目を指定するために使用されます。末尾の位置指定パラメーターを省略できる文もあります。詳細については、本章の文の説明を参照してください。