通信プロセスはリスナーに関与しています。新しい
エンタープライズ サーバー インスタンスを追加すると、そのサーバーには、2 つのシステム サービスのリスナーを含む 1 つの通信プロセスが作成されます。その
エンタープライズ サーバー インスタンスで予測されている作業負荷に対応するため、必要に応じてリスナーを追加できます。プロセスを定義すると、追加通信プロセスは既存の通信プロセスをコピーして作成できます。複数の通信プロセスをもつことの利点は次のとおりです。
- 通信障害が起きても
エンタープライズ サーバー インスタンスが堅牢であること。1 つの通信プロセスに障害が発生しても、他のプロセスは継続してクライアントの要求を受信して処理し、応答を返すことができます。
- エンタープライズ サーバー インスタンスが処理できるクライアント要求の数が多くなること。通信プロセスはスレッド アーキテクチャを使用しているので、通信プロセスの数が増えると利用可能なスレッドの数も増えることになります。