cob のオプションは、次の形式で指定します。
flag-intro flag-letter [parameter]
flag-intro flag-letter[flag-letter]... [parameter]
パラメーターの内容は次のとおりです。
cobコマンド ラインや指令ファイル内に指定した指令は大文字と小文字を区別して渡されます。一方、ソースファイル内の $SET 文で指定された指令は大文字に変換されて渡されます。
システム、またはユーザーのデフォルトとして設定する必要があるオプションを、特定のインスタンスでは解除する場合があります。オプション、-c、-P、および -U の場合は、フラグ文字の後に空白文字を入れずにハイフンを指定すると解除できます。
cob のコマンド ラインで指定されたオプションは、UNIX シェルを通して cob に渡されますが、cob に渡される前に、空白文字、アスタリスク (*)、かっこ ()、単一引用符 (')、および二重引用符 (") のような特定の文字が UNIX シェルで特殊処理されます。これらの文字を変更しないでそのままオプションの一部として渡す場合は、これらがシェルで処理されないようにする必要があります。
と、これらの文字は処理されません。mode(setting)" または mode\(setting\)
のかわりに、mode=setting
という構文が使用できます。これを使用すると、バックスラッシュや引用符が不要になり、便利です。
等号 (=) を使用した構文すべてを、"mode(setting)"
の形式に変換します。
COBOL 構成要素に等号 (=) 自体を渡す場合は、等号を続けて 2 つ (==) 使用する必要があります。
cob コマンドでは、オプション内に使用された特殊文字、単一引用符、および二重引用符は、そのオプションが指定された場合にかかわらず、全く同じように扱われます。つまり、コマンド ラインで指定しても、それ以外の場所で指定した場合でも、同じ処理が実行されます。