Visual COBOL は、Eclipse 4.4.2 に同梱されています。Visual COBOL のインストール後に、同じマシン上で利用可能な他の Eclipse インスタンスにもインストールできます。サポートされているバージョンは、Eclipse 4.2、4.3、4.4 および 4.5 の 32 ビット版のみです。
制限事項:Eclipse 4.5 にインストールする場合は、Eclipse IDE for Java EE Developers パッケージを使用する必要があり、また Eclipse Target Management プラグインをインストールする必要があります。プラグインをインストールする方法については、「
ソフトウェア要件」を参照してください。
注:Visual COBOL では、64 ビット Eclipse はサポートされません。ただし、32 ビットの Eclipse で、32 ビットおよび 64 ビットの両方のアプリケーションを作成できます。
Micro Focus プラグインを他の Eclipse インスタンスに自動的にインストールするために、Visual COBOL には installeclipseplugins.bat というインストール ユーティリティが用意されています。これは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\installer フォルダーにあります。
他の Eclipse インスタンスへの Visual COBOL のインストール
- Visual COBOL コマンド プロンプトを起動します。
- コマンド プロンプトで、インストール ユーティリティの場所(%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\installer) に移動します。
- 次の構文を使用して、コマンド プロンプトからインストール ユーティリティを実行します。
installeclipseplugins -eclipse <EclipseInstallDir> -version <version> [-cobdir <InstallDir>] [-nosplash]
詳細は次のとおりです。
- EclipseInstallDir - インストール先の Eclipse インスタンスのインストール ディレクトリのフルパス。
- version - インストール先の Eclipse インスタンスのバージョン番号。指定可能なバージョンは、4.2、4.3、4.4 および 4.5 です。この指定により 4.3.1 や 4.3.2 や 4.4.1 などのマイナー バージョン番号もカバーされます。
- InstallDir - 省略可能なオプション。Visual COBOL インストール ディレクトリのフルパスです。この指定がない場合、COBDIR 環境変数が使用されます。
- -nosplash - 省略可能なオプション。指定すると既存のスプラッシュ画面を置き換えません。デフォルト以外の Eclipse スプラッシュ画面は、この指定に関係なく置き換えられません。
注:デフォルト COBDIR の場所は、Windows 環境では
C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\bin です。または、COBDIR をコマンド ラインで指定できます。
ユーティリティを実行すると、指定したバージョンの Eclipse に Visual COBOL プラグインがインストールされ、Visual COBOL UpdateSite フォルダーが EclipseInstallDir\eclipse\dropins にコピーされます。
たとえば、
c:\eclipse フォルダーにある Eclipse 4.3 のインスタンスに
Visual COBOL をインストールする場合は、次のパラメーターを使用してインストール ユーティリティを実行します。
installeclipseplugins -eclipse c:\eclipse -version 4.3 -nosplash