例 - コード分析の統合

次の例では、Visual COBOL で作成した COBOL プロジェクトのコード解析を実行するように Jenkins を構成する方法を示します。

Eclipse を用いた例

Jenkins を構成する前に、次の手順を実行する必要があります。

コード解析を実行するマシンに Visual COBOL for Eclipse および Apache Ant がインストールされていることを確認します。「ソフトウェア要件」を参照してください。Apache Ant を使用して、COBOL プロジェクトをビルドおよび分析します。
Visual COBOL で、コード分析を行う COBOL プロジェクトを構成します。詳細については、の「IDE でのプロジェクトのビルド時のコード分析の実行」を参照してください。

Jenkins でコード分析を統合するには、次の手順を実行します。

フリースタイルプロジェクトを作成します。
COBOL を使用するようにプロジェクトを設定します。「環境の設定」を参照してください。
プロジェクトの設定の [ビルド] セクションで、COBOL アプリケーションのコード分析を実行するコマンドを指定します。
```
call ant -f .cobolBuild build.and.analyze -DanalysisFailOnError=true
```
ここで .cobolBuild は、分析するアプリケーションの Eclipse プロジェクトファイルです。

たとえば、Jenkins プロジェクトのコマンドの完全なセットは、次のようになります。

rem set the COBOL environment:
call "product-install-dir\SetupEnv.bat"
rem locate the mfant.jar file that includes the definitions of the Micro Focus Ant tasks for analyzing code, and build and analyze the application defined by the .cobolBuild project file:
call ant -lib "%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\bin\mfant.jar" -f .cobolBuild build.and.analyze -DanalysisFailOnError=true

詳細は次のとおりです。

product-install-dir は Visual COBOL のインストールディレクトリです。

ヒント:

使用可能なすべてのコード分析オプションについては、の「コマンドラインからのコード分析の実行」を参照してください。
各種プラグインを使用して、コード分析からのレポートをカスタマイズできます。たとえば、無料の Log Parser Plugin をインストールして、レポートのフォーマットを改善できます。