Eclipse には、エディターでコードを記述する際の生産性や効率を高める強力なエディター機能が用意されています。ここでは、COBOL エディターで利用できる機能の例をいくつか示します。
複数行から成るゼロ幅のブロックを選択して空白文字を挿入すると、ブロック全体を簡単にインデントできます。
[Problems] ビューにエラーが表示される場合、そのエラーをダブルクリックすると、該当のコード行に直接移動します。同様に、検索結果をダブルクリックすると、関連する行が表示されます。
クイック アウトライン ビューではデータや手続きの項目をフィルタリングできるため、プログラム内の移動に便利です。アウトラインで項目をクリックすると、エディター内の該当する項目に移動できます。
ほとんどの場合、ファイルをダブルクリックすると開くデフォルトのエディターは、ファイルを編集するために必要なエディターです。ただし、別のエディターを使用する場合は、ファイルを右クリックして [Open With] をクリックし、他のいずれかの使用可能なエディターを選択することができます。
デフォルト以外でよく使用されるエディターの 1 つに COBOL コピー表示 エディターがあります。このエディターには、すべての COPY 文が解決され、REPLACE 文や COPY REPLACING 文の効果が反映された状態で、COBOL プログラム全体が表示されます。COBOL コピー表示は読み取り専用のエディターです。COBOL エディターで F4 を押すか、エディターのコンテキスト メニューで [Open in COBOL Copy View] を選択して開くことができます。標準のエディターに戻るには、もう一度 F4 を押します。
Eclipse では、同じファイルを複数の異なるエディターで同時に開くことができます。たとえば、標準の COBOL エディターとCOBOL コピー表示を同時に開いて作業すると、標準のエディターで行った変更が入力と同時に COBOL コピー表示に反映されます。
ファイルは必要な数のエディターで開くことができます。Eclipse は 100 を超えるエディターに対応しています。複数のエディターを同時に表示するために、エディター ウィンドウの配置を変更することができます。現在表示されているエディター タブをクリックしてエディター領域の端までドラッグすると、ドロップしたときに表示される位置が強調表示されたフレームで示されます。