比較条件

字類が DBCS であるデータ項目および定数は、比較条件内で任意の比較演算子とともに使用できる。各作用対象は、集団項目か、字類が DBCS であるものとする。データの変換、編集、または逆編集は行われない。項類が DBCS である項目および項類が DBCS 編集である項目は区別されない。

実行される処理は、文字の比較である。DBCS の文字に関して、通常は照合順序を指定できないため、DBCS 文字を 2 進数と見なして解釈し、その文字を表わすビット パターンの数値に基づいて、文字の大小順序を決定する。

DBCS 文字コード内に SBCS 文字コードが含まれている場合、この照合順序が SBCS と同じ順序で配列されるという保証はない。

MF  ある文字が DBCS および SBCS の両方に含まれている場合、その DBCS および SBCS の表現は等しいとは見なされない。「DBCS のローマ字」セクションを参照。

PROGRAM COLLATING SEQUENCE 句は、字類が DBCS であるデータ項目または DBCS 定数を含む比較に関しては効力がない。

作用対象の長さが等しくない場合、長い方と同じサイズになるまで短い方の右側に全角の空白を付け加えたものとして、比較が行われる。