Validate Value

機能:

このツールでは、プロパティの値やファイル記述子の物理名を正規表現パターンと照合し、値が一致しない場合に各種のメッセージを返すことができます。

標準のアクション記述子の一部として使用することも、モデル化したダイアログの検証アクションとして使用することもできます。モデル化したダイアログのフィールドの値を検証する方法の詳細については、「検証アクション」を参照してください。

属性:

属性 タイプ 説明
Regex* String 検証に使用する正規表現。"Regex From" が "Attribute" (デフォルト) に設定されている場合にのみ表示されます。
Regex From 値を選択 使用する正規表現を "Regex" 属性と入力パラメーターのどちらで設定するか。

指定可能な値:

  • Attribute (デフォルト)
  • Input Parameter
Regex Case Sensitive Boolean 検証で大文字と小文字を区別するかどうか (デフォルトは true)。
Message String プロパティの値が無効な場合に返すカスタム メッセージ。

メッセージを指定しない場合は AWM によって生成されます。生成されるメッセージ構文の形式は次のとおりです。

The value “&INVALID_VALUE.” of “&VALUE_LABEL.” does not match the validation pattern “&REGEX.”.

3 つの変数は次のように解決されます。

  • INVALID_VALUE:検証で正規表現パターンと一致しなかった値。大量処理で使用した場合は、すべての無効な値がカンマ区切りの形式で角かっこで囲んで表示されます。[value1, value2, …]
  • VALUE_LABEL:プロパティのラベルまたはファイル記述子 ID (ファイル記述子の物理名を検証した場合)。
  • REGEX:値の検証に使用した正規表現。大量処理入力パラメーターとして使用した場合は、使用されたすべての正規表現が INVALID_VALUE と同じ形式で含まれます。

これらの変数は、カスタム メッセージに含めることができます。アプリケーションのオプションで設定された "Start Reference" (デフォルトは "&") と "End Reference" (デフォルトは ".") の文字で参照する必要があります。

Message Type

値を選択

返されるメッセージのタイプ。

ツール メッセージは、モデル化した AWM の各アクションで表示されます。"Message Severity" が "Error" に設定されている場合、実行が中止されてエラー メッセージが表示されます。詳細については、「メッセージ」を参照してください。

検証メッセージは、AWM のモデル化したダイアログの検証アクションでツールを実行する場合にのみサポートされます。詳細については、「Validate Action」を参照してください。

指定可能な値:

  • Tool Message (デフォルト)
  • Validation Message

Message Severity

値を選択

返されるメッセージの重大度。

エラー メッセージの場合はアクションが中止されます (ダイアログの検証の場合はダイアログの [OK] ボタンがグレー表示になります)。警告メッセージと情報メッセージの場合は、ユーザーにメッセージが表示されるだけで、ワークフローには影響しません。警告メッセージと情報メッセージの違いはメッセージの表示形式だけです。これは、オペレーティング システムにも依存します。

指定可能な値:

  • Error (デフォルト)
  • Warning
  • Information

パラメーター:

パラメーター番号 I/O タイプ 説明
1 [M] I 文字列/大量処理 検証する値。

ファイル入力パラメーターはサポートされませんが、ファイル記述子を参照 (Target ID File) して物理名を検証できます。

2 [O] I 文字列/大量処理 検証に使用する正規表現。

大量処理を実行する場合でも、"文字列" パラメーターになることがあります。この場合、すべての値が同じ正規表現に対して検証されます。

"Regex From" 属性が "Input Parameter" に設定されている場合にのみ表示されます。

大量処理

このツールは大量処理をサポートしており、選択に応じてすべての値が検証されます。1 つ以上の値が正規表現パターンと一致しない場合にメッセージが返されます。

複数の値が無効だった場合や複数の正規表現が使用された場合、生成されるメッセージまたはカスタム メッセージで対応する変数が使用されていれば、該当するすべての値がメッセージに表示されます。詳細については、「Message」属性を参照してください。