USE BEFORE REPORTING 文は、該当プログラムのデータ部の報告書節で指定される報告集団の直前に実行される手続き部の文を指定し、含まれるプログラムがオプションで表示される。
一般形式

構文規則
- USE BEFORE REPORTING 文を記述する場合は、手続き部の宣言部分の節の見出しの直後に、それ自体で単体の完結文として書く。その節の後ろには何も記述しなくてもよい。また、使用する手続きを定義する手続き段落を 1 つ以上記述してもよい。
- 一意名-1 は、報告集団を参照すること。同じ手続き部内の複数の USE BEFORE REPORTING 文には、同じ一意名-1 を記述できない。
- USE BEFORE REPORTING 手続きの段落内には、GENERATE 文、INITIATE 文、または TERMINATE 文を記述できない。また、USE BEFORE REPORTING 手続きの PERFORM 文の範囲内には、GENERATE 文、INITIATE 文、または TERMINATE 文を記述できない。
- USE BEFORE REPORTING 手続きでは、いずれの制御データ項目の値も変えてはならない。
- USE BEFORE REPORTING 文自体は実行されない。この文は、USE 手続きの実行を呼び出す条件を定義する。
一般規則
- 宣言手続きは、指定された報告集団がプログラムの実行中に作成される直前に呼び出される。報告集団は、宣言の先頭の USE BEFORE REPORTING 文内の一意名-1 で指定する。
- 宣言手続き内から、通常の手続きを参照することはできない。
- 他の宣言節内、または通常の手続き内からは、PERFORM 文を使用する場合にのみ USE BEFORE REPORTING 文に関連する手続き名を参照できる。
- USE BEFORE REPORTING 文で指定した手続きは、該当する報告集団が作成される直前に、RWCS によって実行される。「TYPE 句」セクションを参照。
- すでに呼び出されている USE 手続きが、呼び出し元のルーチンに制御をまだ返していないうちに、その USE 手続きを起動する文を実行することはできない。
- プログラムが他のプログラムに含まれている場合は、以下の特別規則が適用される。これらの規則が適用される際には、最初に条件を満たす指令のみが実行用に選択される。実行用に選択される指令は、その指令を実行するための規則を満たしている必要がある。指令を選択する順序は次のとおり。
- 適合条件が発生した文を含むプログラム内の指令。
- GLOBAL が指定されており、条件を満たす指令の有無を最後に調査したプログラムを直接含むプログラム内の指令。
- 規則 6b をより包括的な各包含プログラムに適用し、最も外側のプログラムまで適用することによって選択された指令。条件を満たす指令が見つからない場合は何も実行されない。