Visual COBOL SQL CLR 統合機能を効果的に使用して、マネージ コードでユーザー定義の関数や型、集合体、およびトリガーを作成または追加し、ストアド プロシージャにアクセスする手順は、次のとおりです。
- 1 つ以上のストアド プロシージャを使用する場合は、使用するデータ型パラメーターの種類 (COBOL または .NET) を決定し、必要な調整を行います。詳細は、「COBOL および SQL CLR のストアド プロシージャのデータ型パラメーター」を参照してください。
- Visual COBOL を起動します。
重要: UAC 有効オペレーティング システムで、管理者として
Visual COBOL を起動する必要があります。
- SQL Server Database Project テンプレートを使用して、Visual Studio ソリューションを作成します。このソリューションには、COBOL ストアド プロシージャ コード用の COBOL マネージ クラス ライブラリ プロジェクトと .Publish プロジェクトの 2 つのプロジェクトが含まれます。
詳細については、「SQL Server データベース プロジェクト テンプレート」を参照してください。
- 必要に応じて、1 つ以上の追加の COBOL マネージ プロジェクトまたはネイティブ プロジェクトをソリューションに追加します。詳細は、「複数の COBOL マネージ プロジェクトの操作」を参照してください。
- ソリューションの各 COBOL マネージ プロジェクトのプロパティを設定します。
- SQL Server 2008 R2 を使用している場合は、[.NET Framework 3.5 or earlier] を指定します。より新しいバージョンの SQL Server の場合は、[.NET Framework 4.0 or later] を指定します。
- EXEC SQL 文を使用して新しい SQL CLR オブジェクトのコーディングまたは既存の SQL CLR オブジェクトの追加を行う場合は、[ESQL Preprocessor] を[OpenESQL] に設定し、値を ADO に設定した DBMAN コンパイラ指令セットを追加します。
- 次のどちらかまたは両方の操作を行います。
- プロジェクトをビルドし、COBOL アプリケーションからアクセス可能な DLL モジュールを生成します。
- [.Publish] プロジェクトで、[参照設定] を展開し、ストアド プロシージャを含むソリューションのすべての COBOL マネージ プロジェクトが参照されていることを確認します。参照されていない場合は、それぞれに参照を作成します。手順については、「プロジェクト参照を .Publish プロジェクトに追加するには」を参照してください。
- [.Publish] プロジェクトを右クリックし、コンテキスト メニューから [公開] を選択します。
これにより、ストアド プロシージャ コードが SQL Server インスタンスにディプロイされ、生成 DLL モジュールを使用するオブジェクトが SQL Server データベースに作成されます。
- 生成される出力が表示されるよう、必要に応じて入力値を入力し、SQL CLR オブジェクトを実行します。
この時点で、次の EXEC SQL 文を COBOL コードで使用してオブジェクトを呼び出すことにより、どの COBOL アプリケーションでも SQL CLR オブジェクトが使用できるようになります。
EXEC SQL :spReturnCode = call "objectName" args
SQL CLR ストアド プロシージャの作成と呼び出しの手順について説明する OpenESQL チュートリアルをぜひご覧ください。チュートリアルは、「チュートリアル:SQL CLR 統合」トピックで確認できます。