制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
対象となる Enterprise Server インスタンスの [Communications Process] 列でホーム ページの [Details] をクリックすると、通信プロセスおよびリスナーのリポジトリに保持されている情報を確認できます。通信プロセスおよびリスナーのテーブルを次に示します。
図 1. [Communications Processes and Service Listeners] テーブル

通信プロセスの情報は次のとおりです。
- [Auto-start] - エンタープライズ サーバー インスタンスの起動時に通信プロセスが自動的に起動されるかどうかを示します。
- [Listeners] - この通信プロセスによって所有されているリスナーの数。
- [Process ID] - この通信プロセスのプロセス ID。これは、通信プロセスが実行中の場合にのみ表示されます。
- [Control Channel Address] - エンタープライズ サーバー インスタンスのコンポーネントが通信のために使用する内部的なアドレス。IP アドレスまたはポート番号の末尾にあるアスタリスクは、アドレスのその部分が固定されておらず、起動時にホスト システムによって供給されることを示します。
- [Status information] - 現在のステータスおよび最後のステータス変更の時間を確認できます。
- [Status log] - これは、この通信プロセスに対して発生した最新のイベントに関する情報を提供します。
- [Version] - これは、通信プロセス ソフトウェアのバージョン番号です。
通信プロセスには名前がありませんが、代わりにシーケンス番号があります。新しく エンタープライズ サーバー インスタンスを追加した時に自動的に作成される通信プロセスは Communications Process 1 です。その後に作成する通信プロセスには、作成順に昇順の番号が付けられます。通信プロセスを削除した場合、既存の通信プロセスの番号は変更されません。ただし、ユーザーが次に作成する通信プロセスは、削除されたプロセスと同じ番号
(使用可能な最も小さい番号) を使用します。
リスナーの情報は次のとおりです。
- [Name]
- [Address] - これは、入ってくるクライアント要求をリスナーがリッスンするネットワーク アドレスです。IP アドレスまたはポート番号の末尾にあるアスタリスクは、アドレスのその部分が固定されておらず、起動時に通信プロセスによって供給されることを示します。
- [Status information] - 現在のステータスおよび最後のステータス変更の時間を確認できます。
- [Status Log] - これは、このリスナーに対して発生した最新のイベントに関する情報を提供します。
- [Conversation Type] - これは、リスナーが処理するクライアント要求のタイプを示します。表示される可能性のある値は、次のとおりです。
- SOAP または J2EE 要求の場合は [Web Services and J2EE]
- World Wide Web (HTTP) 要求の場合は [Web]。Enterprise Server は Web リスナーをサービス ディプロイに使用します。
- Fileshare クライアント要求の場合は [Fileshare]
- その他のタイプの要求の場合は [Custom]
- [Custom configuration data] - 詳細については、「構成情報」セクションを参照してください。
- [Description]
リスナー表示フィルターは、ユーザーが確認できるリスナー情報の量を制御します。これらのフィルターは、最初の通信プロセスに関する情報のすぐ上に表示されます。次の 3 つのリスナー表示フィルターがあります。
- [Process] (通信プロセス)
- [Conversation type]
- [Status]
各フィルターには、フィールドによって異なるオプションがいくつかあります。たとえば、[Process] フィルターでは、リスナー詳細の非表示、すべてのリスナー詳細の表示、または特定の通信プロセスに対するリスナー詳細の表示を選択できますが、[Status]
フィルターでは、ステータスに関係なくすべてのリスナー詳細を表示したり、特定のステータスを持つリスナーの詳細だけを表示したりできます。
たとえば、通信プロセス 2 のリスナー詳細を表示するには、[Listener Display Filters Process] で 2 を選択します。Web サービスおよび J2EE リスナーだけを表示するには、[Listener Display Filters Conversation Type] で [Web Services and J2EE] を選択します。すべてのリスナー詳細を表示するには、3 つのフィルターすべてで [All] を選択します。表示する詳細のレベルを最大限に制御するには、すべてのフィルターを組み合わせて使用してください。
[Communications Process and Listeners] テーブルの最初の表示時には、[Process] フィルター は [None] に設定され、他のフィルターは [All] に設定されます。