Visual COBOL を使用して、COBOL を Web サービスとして公開し、場合によってはその Web サービスを Enterprise Server にディプロイして実行することができます。これを行う方法は、次の中から選択できます。また、Web サービスにアクセスするクライアント アプリケーションを生成することもできます。
- Interface Mapping Toolkit (IMTK)
- ネイティブ COBOL プログラムに基づいて、SOAP または JSON プロトコルを使用する Web サービスを作成できます。その場合は、Web サービス コンポーネントを生成するためのサービス インターフェイスをマッピングするか、WSDL または JSON から直接 Web サービス コンポーネントを生成します。さらに、この Web サービスを Enterprise Server 上で実行し、生成された COBOL コンソール クライアントからアクセスできます。また、Web サービスのタイプに応じて、追加のクライアント タイプでアクセスすることもできます。詳細については、「Interface Mapping Toolkit (IMTK)」を参照してください。
注: Enterprise Server では、ドキュメント/リテラル、RPC/エンコード、および REST エンコーディング スタイルがサポートされます。
- .NET COBOL
- Visual COBOL では、COBOL アプリケーションを、Microsoft .NET Framework を使用し Windows Communication Foundation (WCF) 統合を含む Microsoft Intermediate Language
(MSIL) にコンパイルすることができます。その後、WCF アプリケーションを、マネージ コードとして実行される COBOL アプリケーションを含む Web サービスとして公開できます。
この方法では、フロントエンドでオブジェクト指向 COBOL または C# によって Web サービスを呼び出す必要がありますが、バックエンドの手続き型 COBOL の呼び出しはオプションです。「WCF と COBOL によるサービス指向アプリケーションの作成」を参照してください。
- 別の言語からの COBOL の呼び出し
- COBOL はその他のさまざまなプログラミング言語を使用して呼び出すことができます。このような言語の中には、ツールおよびアプリケーション サーバーのディプロイによって Web サービスを直接サポートする言語もあります。
注意:
この方法を使用して Web サービスを開発する場合は、COBOL プログラムがアプリケーション サーバーと同じプロセスで実行されている際にクラッシュしたり STOP RUN を発行したりするシナリオに対処するためのフェイルセーフを含めるようにしてください。このシナリオに対処できないと、アプリケーション
サーバーがダウンするリスクが生じます。