COBOL アプリケーションで使用する開発用イメージを作成するための大まかな手順は次のとおりです。
「Create Different Images for Different Development Tasks」で説明しているように、ベース イメージは 1 つだけでなく、いくつかに分けて作成することを検討してください。
この方法では、最初に Visual COBOL を使用してローカルでアプリケーションをビルドし、実行可能ファイルとアプリケーションのデバッグ用のファイルを作成する必要があります。その後、-v オプションを使用してコンテナーで Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール ベース イメージを実行し、作成したデバッグ ファイルを使用できるようにします。
docker run コマンドの -v オプションで、マウントするボリュームを指定します。これにより、コンピューター上の指定したディレクトリがコンテナー内の指定したディレクトリにマウントされ、実行中のコンテナーからコンピューター上の指定したディレクトリにあるファイルにアクセスできるようになります。Visual COBOL でアプリケーションのデバッグ ファイルを作成したコンピューター上のフォルダーを指定する必要があります。
この方法でボリュームのマウントを使用すると、デバッグが非常に簡単になります。ソース コードを変更した後、アプリケーションをリビルドして、コンテナーでそのまま変更をテストできるため、新しイメージを作成するオーバーヘッドがありません。
この方法では、実行可能ファイルとアプリケーションのデバッグ用のファイルを作成するために必要なコマンドをイメージの Dockerfile に含める必要があります。アプリケーション固有のイメージの作成が完了したら、そのイメージをコンテナーで実行し、そのコンテナーにデバッガーを接続できます。