デバッグ プロパティ

ネイティブおよびマネージ COBOL プロジェクトのデバッグ プロパティ

[Start Action]：

[Start project]/[Start project output]

出力を起動してプロジェクトをデバッグすることを指定します。

複数の出力ファイル (.exe、.int、または .gnt) にコンパイルされるプロジェクトの場合、起動する出力ファイルを指定できます。ビルドによって [Output] フィールドで指定されたディレクトリに生成されたファイルのみ選択できます。選択した内容はプロジェクト プロパティに保存されます。

注: この設定は、複数の .dll ファイルにビルドされるマネージ クラス ライブラリ プロジェクトには適用されません。それらのタイプのプロジェクトに対しては、別の開始動作を指定する必要があります。

[Start external program]

デバッグするファイルのパス。プロジェクト ディレクトリに対する相対パスを指定できます。

この設定は、通常、アプリケーションがライブラリである場合に使用されます。

[Start browser with URL]

Web ページを開いてデバッグを開始します。

次の設定は、ネイティブ COBOL プロジェクトの固有の設定です。

[Wait for debuggable attachment]

デバッガーは、別のプロセスでプログラムが開始されるのを待ってから、プログラムをアタッチしようとします。プロセスを手動で起動する必要がある場合にオンにします。次のオプションを設定できます。

• [Wait for any program] - CBL_DEBUGBREAK を呼び出す COBOL プログラムか、COBSW 環境変数が +A の設定で起動される COBOL プログラムまで待機して、そのプログラムにアタッチします。
• [Wait for directory] - プロジェクト プロパティの [Debug] ページの [Start Options] で指定されたフォルダーまたはそのサブフォルダーを作業ディレクトリとして使用して起動される次の COBOL プログラムまで待機して、そのプログラムにアタッチします。作業ディレクトリが指定されていない場合は、プロジェクトの出力パスが使用されます。
• [Wait for ID] - [ID] フィールドで指定した識別子が引数として設定された CBL_DEBUG_START を呼び出す COBOL プログラムまで待機して、そのプログラムにアタッチします。識別子はソース コードで設定します。「CBL_DEBUG_START」を参照してください。

[Start Options]：

[Command line arguments]

プログラムに渡す引数。

[Working directory]

プログラムを起動するディレクトリ。

注: [Start Action] が [Wait for debuggable attachment] に設定されている場合、このフィールドで指定したパスが [Wait for directory] オプションで使用されます。

[Use remote machine]

リモート デバッグを有効にする場合にオンにします。リモート マシンのネットワーク名または IP アドレスを隣接するフィールドに入力します。

[Port]

cobdebugremote または cobdebugremote64 プロセスで使用されるポート番号を指定します。

[Debug options]：

次のプロパティは、ネイティブ COBOL プロジェクトにのみ適用されます。

[Enable multiprocess debugging]

デバッグしているプロセスで CBL_EXEC_RUN_UNIT 呼び出しを使用して新しいプロセスが開始された場合に、新しいプロセスを Visual Studio の別のインスタンスでデバッグできます。

[Return to waiting state when debugging]

オンにすると、CGI プログラムを複数回呼び出す場合に、それらのデバッグが可能になります。

次のプロパティは、マネージ COBOL プロジェクトにのみ適用されます。

[Enable SQL Server debugging]

Microsoft SQL デバッガーを有効にします。

[Enable mixed mode debugging]

オンにすると、マネージ コードに加えて C/C++ コードのデバッグが可能になります。

[Redirect standard output]

true または false。標準出力 (System.Console.WriteLine など) をデバッガーの出力ウィンドウにリダイレクトするかどうかを指定します。この初期値は、コンソール プロジェクトの場合は false に設定されており、Windows プロジェクトの場合は true に設定されています。

注: これは、64 ビット アプリケーションでは機能しません。また、64 ビット マシンでは、x86 プラットフォーム タイプでのみサポートされます。

[Disable Windows authentication for remote debugging]

リモート デバッガーへの接続時に資格情報を入力せずに済むようにする場合にオンにします。リモート デバッガーも Windows 認証なしで動作するように構成されていることを確認する必要があります。このオプションは、必要な資格情報を設定できないシナリオで役立ちます。

警告: リモート デバッガーでこのオプションを有効にすると、そのリモート マシンにネットワーク上の他のユーザーがアクセスできるようになります。

Enterprise Server で実行する必要があるネイティブ アプリケーションのデバッグ プロパティ

[Core Dump]

アプリケーションのデバッグに使用するコア ダンプ ファイルの名前およびパスを指定します。

[Debug]

[Active Settings]

Web サービスのデバッグについて、次の詳細を指定します。

[Client IP Address]

このフィールドを空のままにすると、任意の IP アドレスからデバッグが可能になります。デバッグを許可する IP アドレスだけを指定します。

[Service]

デバッグする Web サービスのアドレスを指定します。Web サービスのアドレスおよびその一部である特定の操作を http://namespace/ServiceName#OperationName の形式で入力します。