アプリケーションのデバッグの概要

COBOL 開発システムには COBOL 専用のデバッグ環境が用意されており、ステップ実行、監視ウィンドウ、ブレークポイントなどの主要機能をすべて使用できます。

アプリケーションのデバッグ時には、各プログラムのソース コードが個別のウィンドウに表示されます。各文が実行されるたびに、ソースの各行が次々に強調表示され、各文の結果が表示されます。プログラムを最高速度で実行したり、データ項目を確認および変更するために実行に割り込むことができます。

デバッグの実行時に使用できる機能は次のとおりです。

• プログラムの全体または一部を実行したり、プログラムを 1 文ずつステップ実行する。
• 手続きの最後や、指定したブレークポイントなど、指定のポイントに達するまでプログラムを実行する。
• 手続き呼び出しやその手続きなど、実行したくない文をスキップする。
• デバッグ時にデータ項目を確認および操作する。

ソースを最初に自分でコンパイルする方法や、自動的にデバッグする方法、以前のコンパイルで作成された必要なファイルを利用可能にする方法など、コードをデバッグする方法は多数あります。次のような処理が可能です。

• アプリケーション異常終了時のデバッグを自動的に開始
• 混合言語アプリケーション内の非 COBOL プログラムのデバッグ
• ローカルまたはリモートのエンタープライズ サーバーで実行しているサービスおよびアプリケーションのデバッグ

プロジェクトのプロパティの [Debug] ページ、および [デバッグ > オプションと設定 > デバッグ] からアクセスできるオプション ページでオプションを設定して、デバッグの方法を制御します。