Visual COBOL には、Dialog System ランタイム コンポーネント、Dialog System ペインター、および開発コンポーネントのサブセットが含まれています。これには、次の内容が含まれます。
Dialog System の起動
次の手順で Dialog System ペインターを起動します。
- Visual Studio で、[ツール > Micro Focus Dialog System] をクリックします。
- または、ソリューション エクスプローラーでプロジェクトのスクリーンセット ファイル (.gs) をダブルクリックします。
制約事項と制限事項
Dialog System ランタイムには次の制約事項が適用されます。
- Visual COBOL でスクリーンセットを編集することはできません。スクリーンセットに変更を加えるには、Visual COBOL でインストールされる Dialog System ペインターを使用します。
- いくつかの Dialog System 拡張機能はサポートされていません (DSGRAPH、DSDDE、DSPLAYER、DSONLINE など)。
- Dialog System の 64 ビット サポートはないため、x86 プロジェクトのみサポートされます。
- Net Express の場合とは異なり、デバッグ可能バージョンのクラス ライブラリは自動的にはインストールされません (また、Net Express の場合のようにデバッグ バージョンの使用を可能にするデバッガー スイッチもありません)。代わりに、ライブラリを自分でビルドする必要があります。詳細については、このトピック末尾の「関連情報」の「Visual COBOL への Dialog System アプリケーションの移行」を参照してください。
- Dialog System ペインターでは、ActiveX コントロールに内部オブジェクトが含まれている場合、そのコントロールについて不完全なコードが生成されます。これらのオブジェクトを終了するためのコードが生成されず、アプリケーションが終了時にクラッシュする可能性があります。アプリケーションを正常に終了させるには、これらのオブジェクトを終了するためのコードを
ActiveX コントロール自体の終了処理の一部として追加する必要があります。特に、「GetDomainObject」メソッドを介して ActiveX コントロールのドメイン オブジェクトを呼び出すことで作成されたすべてのオブジェクトは、アプリケーションを終了する前に終了する必要があります。
- Windows ビジュアル スタイルを既存の Dialog System アプリケーションに適用すると、Windows のさまざまなバージョンの間でコントロールのサイズおよび位置が変化し、アプリケーションの UI の一貫性がなくなる可能性があります。発生する可能性がある一部の
UI の不整合に関する詳細については、以下を参照してください。