Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール をインストールするには、次の手順を実行します。
- インストール プロセスの実行中や実行後に問題が発生する可能性を最小限に抑えるために、本ドキュメントの次のセクションの内容を確認します。
- ライセンスに関する考慮事項
- Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール を使用するための前提条件
- Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール を使用する場合の制約事項
- <build_tools_exe> ファイルを実行し、ウィザードの指示に従ってインストールを完了します。
この製品の <build_tools_exe> ファイルは次の名前になります。
- vcbt_70.exe
または
- vcbtx64_70.exe (64 ビットのみの製品)
注:
vcbt_70.exeまたは vcbtx64_70.exe では、次のパラメーターを指定して、各種インストール方法を選択できます。例を次に示します。
- 非標準インストール
- フォーマット:
- <build_tools_exe> skipmstools=1
- サマリー:
- Microsoft パッケージの依存関係を除いた完全インストール。標準インストールでは、最新の Microsoft Build Tools (Visual Studio 2017 用) および Windows SDK のパッケージをダウンロードしてインストールします。これらのパッケージに依存するかどうかを確認するには、「Microsoft パッケージの依存関係」を参照してください。依存しない場合は、上記のオプションを使用してパッケージのインストールをスキップし、インストール プロセスのフットプリントと時間を削減してください。
- オフライン インストール (準備)
- フォーマット:
- start /wait
<build_tools_exe> /q downloadmstools=<directory>
- サマリー:
- このタイプのインストールは、オフライン環境で実行されるインストールを準備する際に管理者が実行する必要があります。
- downloadmstools オプションの一部として指定される <directory> は、オフライン クライアントがアクセスできるディレクトリへの完全修飾パス名である必要があります。必要な Microsoft パッケージがここに配置されます。これらのパッケージの詳細については、「Microsoft パッケージの依存関係」を参照してください。
- オフライン インストール (クライアント インストール)
- フォーマット:
- <build_tools_exe> installmstools=<directory>
- サマリー:
- このタイプのインストールは、インストール中にインターネットにアクセスできないクライアント インストールで実行すべきです。管理者がオフライン インストールの準備 (上記) を実行した後に実行する必要があります。
- installmstools オプションの一部として指定される <directory> は、オフライン インストールの準備中にダウンロードされた Microsoft パッケージを含むディレクトリへの完全修飾パス名である必要があります。
- サイレント インストール
- フォーマット:<build_tools_exe> /quiet
- サマリー:完全なインストールを実行します。ただし対話式ではなく、ユーザー インターフェイスを使用せずにデフォルトのオプションおよびディレクトリを使用してコンポーネントをインストールします。
- 変則サイレント インストール
- フォーマット:<build_tools_exe> /quiet InstallFolder=d:\otherdirectory
- サマリー:完全なインストールを実行します。ただし対話式ではなく、ユーザー インターフェイスを使用せずに、Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール を d:\otherdirectory にインストールします。
使用可能なパラメーターを表示するには、コマンド ラインから次を実行します。
<build_tools_exe> /?