既存のアプリケーションを .NET COBOL  コードに移行する方法は多岐にわたります。
            
 
            	 
            ゼロから始めて既存の手続き型アプリケーションを .NET COBOL に書き換える方法は、時間もコストもかかる (テスト回数が多く、リスクも高い) ためお勧めしません。
            
 
            	 
            既存のアプリケーションをモダナイズするには、必ずしも書き換える必要はありません。アプリケーションを書き換えない方が安全で、正常に機能している既存の手続き型モジュールを残しつつ、それを再利用する新たな .NET パーツを作成できます。この場合、手続き型モジュールとやり取りするフロント エンド アプリケーション (オンラインで機能にアクセスする Web インターフェイス、またはタブレット画面上で機能にアクセスする最新のユーザー インターフェイス) を選択できるという柔軟性があります。その結果、アプリケーションには手続き型
               COBOL と オブジェクト指向 (OO) COBOL を組み合わせたものが含まれます。
            
 
            	 
            次のことが可能です。
 
            	 
             
               		
               - .NET COBOL ラッパー クラスを使用する。手続き型モジュールを保持しつつ、その周囲の .NET COBOL にラッパー クラスを書き込むことができます。その他の マネージ 言語は、OO 構文を使用してラッパー クラスと直接通信できます。ラッパー クラスは、手続き型モジュールと通信します。
                  
 
                     		  
                  
 
                  		
                 
               		
               - ILSMARTLINKAGE を使用する。ILSMARTLINKAGE コンパイラ指令を使用して、既存の手続き型コードを .NET COBOL コードに再コンパイルできます。このコンパイラ指令は、連絡節データを公開し、他の マネージ 言語がやり取りできるインターフェイスを作成します。
               
  
               	 
            
 
            	  
            	 
            次のモデルは、モダナイズ済みのアプリケーションのアーキテクチャがどのように見えるかを示しています。
 
            	 
            
 
            	 
            このモデルによって、次のことが可能になります。
 
            	 
             
               		
               - ビジネス ロジックを保持する。既存の手続き型アプリケーションは、データ IO モジュールを使用してデータ ファイルまたは Relational Database Management System (RDBMS) として提供されたデータにアクセスします。ビジネス
                  ロジックを変更せずに保持できます。
               
  
               		
               - 新しい .NET COBOL コード フロント エンドを使用する。ビジネス ロジックの周囲にオブジェクト指向 COBOL ラッパーを作成するか、Run Unit を使用してフロント エンドがビジネス ロジックと通信できるようにします。フロント エンド アプリケーション (ユーザー
                  インターフェイスまたは Web サービス) は、 マネージ 言語の .NET COBOL、Java、C# などを使用して作成できます。