次の環境変数は、Enterprise Server のすべてのコンポーネントに適用されます。
- ES_CAS_API
- コマンド ラインからではなく呼び出しによって casout または cassub が実行されているかどうかを示します。
- ES_CONSOLE_LOG
- コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
- ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE
- console.log への CSKL のメッセージ書き込みを停止します。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
- ES_ELAPSED_DISPATCH_SECONDS
- casmgr が待機状態のジョブをチェックしてから開始する頻度を秒単位で指定できます。デフォルト値は 5 秒間隔です。
- ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
- サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。
- ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
- ESMAC カタログ ビューに表示される項目の数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルに表示される行の数。
- ES_LEGACY_ECI
- Enterprise Server が IBM CTG の代わりに Micro Focus ECI を使用する必要があることを示します。
- ES_HARD_KILL_PROCESS
- Enterprise Server がプロセスを強制終了する方法を変更できます。
構文
ES_HARD_KILL_PROCESS=Y|N
デフォルトでは、Enterprise Server は最初に単一のソフト強制終了を実行します。ソフト強制終了が失敗した場合は、ハード強制終了を実行します。
- Y|N
- ソフト強制終了の後にハード強制終了を実行するかどうかを指定します。実行する場合は Y、実行しない場合は N です。
デフォルト値は Y です。
- ES_MAX_CATALOG_LINES
- ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。デフォルトは 5000 です。
- ES_MAX_HTTP_OUT
- Enterprise Server によって送信される HTTP 応答の最大サイズ (バイト単位) を指定します。
注:以前は、これは ESCWA の [ES Control] ページの [HTTP Out] フィールドによってのみ制御されていました。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
- ES_MEM_STRATEGY
- サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
- ES_MFDS_ADDRESS
- /m パラメーターが設定されていない場合に casstart で使用するサーバー アドレスを指定します。
- ES_OTMA_TIMEOUT
- OTMA クライアントが応答を待つ時間。
- ES_PRODUCTION
- ES_PRODUCTION=Y が設定されている場合、IDE のそのリージョンからデバッグ セッションを開始できなくなります。
注:Micro Focus では、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用してこの環境変数を構成することをお勧めします。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
- ES_RTLS_CERT_AUTH_FILEPATH
- TLS 対応の Redis SOR に使用される証明機関ファイルへの絶対ファイル パス。
- ES_RTLS_CERT_FILEPATH
- TLS 対応の Redis SOR に使用される証明書ファイルへの絶対ファイル パス。
- ES_RTLS_PRIVATE_KEY_FILEPATH
- TLS 対応の Redis SOR に使用されるプライベート キー ファイルへの絶対ファイル パス。
- ES_SEP_DORMANT_TIME
- 一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。
- ES_SERVER
- サーバー名 (casstart または casstop で -r スイッチを指定していない場合に使用されます)。
- ES_SYSOUT_HOLD
- SYSOUT ファイルのステータスが Out Hold に設定されます。
- ES_USR_DFLT_ESMAC
- ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
- ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT
- クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な値は 0 から 65535 秒です。
- ISPPROF
- ISPF ダイアログ プロファイルの場所。
- JAVA_HOME
- JDK の場所を指定します。
- MAINFRAME_FLOATING_POINT
- 浮動小数点データ項目に使用する形式を指定します。使用可能な形式は IBM 16 進数および IEEE です。
構文
SET MAINFRAME_FLOATING_POINT=fpstatus
パラメーター
fpstatus 浮動小数点データ項目に使用する形式。次のどちらかです。
- true IBM 16 進形式の浮動小数点データ項目を使用することを指定します。
- false IEEE 形式の浮動小数点データ項目を使用することを指定します。
MAINFRAME_FLOATING_POINT を true 以外に設定した場合は、false に設定した場合と同じ効果があります。
この環境変数の設定は、NATIVE-FLOATING-POINT 指令によってオーバーライドできます。
- MF_AMODE31ONLY
- すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。
- MF_CHARSET
- システム文字セットを指定します (ASCII または EBCDIC)。
- MF_USESCA5
- サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture を使用する必要があることを指定します。
- 値:
- MFACCCGI_CHARSET
- ESMAC によって返される HTTP ヘッダーで使用される文字セットを指定できます。有効な値は、IANA 定義の文字セット文字列です。
この変数が設定されていない場合、文字セットはデフォルトで次のようになります。
- MFCODESET
- 使用する変換テーブルを指定します。
- 値
- UNIX プラットフォームの場合:あらかじめ定義されている国別コードは以下のとおりです。
重要:EURO コードセットを指定するには、つまり、ユーロ記号 (€) を使用する場合は、下記の該当する国別コードに「E」をプレフィックスとして付けます。国別コードにプレフィックス「E」が付いていない場合は、非ユーロのコードを示します。
国別コード
(MFCODESET)
|
EBCDIC CCSID |
言語 |
AUTOMATIC AUTO
|
|
オペレーティング システムのデフォルト - CBL_GET_OS_INFO に基づいて国別コードを設定します |
DEFAULT |
|
Windows では 0437 (英語 (米国))、日本語版 Windows では 0081 (日本語カタカナ拡張) に設定されます。 |
0031 |
37、1140 |
オランダ語 |
0033 |
297、1147 |
フランス語 |
0034 |
284、1145 |
スペイン語 |
0039 |
280、1144 |
イタリア語 |
0043 |
273、1141 |
ドイツ語 (オーストリア) |
0044 |
285、1146 |
英語 (イギリス) |
0045 |
277、1142 |
デンマーク語 |
0046 |
278、1143 |
スウェーデン語 |
0047 |
277、1142 |
ノルウェー語 |
0049 |
273、1141 |
ドイツ語 |
0066 |
838 |
タイ語拡張 |
0081† |
930 (290、300) |
*日本語カタカナ拡張 |
0082 |
933 (833、834) |
*韓国語 |
0086 |
13676 (836、837) |
*簡体字中国語 |
0351 |
37、1140 |
ポルトガル語 |
0358 |
278、1143 |
フィンランド語 |
0420 |
420 |
アラビア語 以下の「アラビア語サポートに関する考慮事項」を参照してください。
|
0437 |
37、1140 |
英語 (米国) |
0500 |
500、1148 |
国際 (ラテン 1) |
0886 |
937 (37、835) |
*繁体字中国語 |
0930 † |
930 (290、300) |
*日本語カタカナ拡張 |
0939 † |
939 (1027、300) |
*日本語ラテン拡張 |
9122 † |
9122 (290、300) |
*日本語カタカナ |
アスタリスク (*) が付いている文字セットは 1 バイト文字と 2 バイト文字混合の変換に対応しています。これらの行の EBCDIC CCSID では、最初に混合バイトの CCSID が示されており、その後に 1 バイトおよび 2 バイトのコード ページ グローバル識別子 (CPGID) がかっこ内に示されています。
かっこ内のその他の EBCDIC CCSID は、該当の国別コードに対する「非ユーロ、ユーロ」を表しています。
Windows 上の DBMS サーバーを使用するデータベース アプリケーションの場合は、上の表を使用してください。
1 バイト文字セットの 819 または 923 を使用して作成された UNIX データベースにアクセスするWindows および UNIX のデータベース アプリケーションの場合は、次の表を使用してください。
国別コード (MFCODESET)
|
EBCDIC CCSID |
言語 |
1140 |
37、1140 |
オランダ語、英語 (米国)、ポルトガル語 |
1141 |
273、1141 |
ドイツ語 (オーストリア)、ドイツ語 |
1142 |
277、1142 |
デンマーク語、ノルウェー語 |
1143 |
278、1143 |
スウェーデン語、フィンランド語 |
1144 |
280、1144 |
イタリア語 |
1145 |
284、1145 |
スペイン語 |
1146 |
285、1146 |
英語 (イギリス) |
1147 |
297、1147 |
フランス語 |
1148 |
500、1148 |
国際 (ラテン 1) |
-
英国または米国以外の言語設定を使用する場合は、さらに PC の環境設定でコードページを設定する必要があります。
- [マイ コンピューター] を右クリックします。
- [プロパティ] を選択します。
- [システムの詳細設定] をクリックします。
- [環境変数] をクリックします。
- [システム環境変数] にある [新規] をクリックします。
- [変数名] に「MFCODESET」と入力し、[変数値] に「XXXX」と入力します。XXXX は選択したコードページです。
- MFCSCFG
- クライアント/サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。
構文
パラメーター
filename 構成ファイルの名前。
例
SET MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
説明
MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。どちらの方法でもファイル名が指定されていない場合は、デフォルト名の構成ファイル mfclisrv.cfg が現在のディレクトリ内で検索されます。それでもファイルが見つからない場合は、各構成パラメーターのデフォルト値が使用されます。
- MFEXTMAP
- マッパー ファイルの場所。
- MFLOGDIR
- クライアント/サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。
構文
パラメーター
dirname ログ ファイルのディレクトリの名前を指定します。
例
SET MFLOGDIR=/home/mydir/logs
- MFLECONFIG
-
Language Environment (LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。
構文
パラメーター
filename 使用する LE ランタイム オプションを含むファイル。
- MFPRELOAD_USE
- MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。
- MFRU_NOINHERIT
-
- ランタイム システムの初期化時にプロセスを共有メモリに登録するかどうかを決定します。非常に多くの COBOL プロセスが実行されている場合に共有メモリ セグメントに使用可能なスロットがないと、初期化時に COBRT105 エラーが発生することがあります。この変数を Y または TRUE に設定すると、登録プロセスがスキップされます。ただし、Y に設定した場合、さまざまなランタイム設定 (スイッチ、共有メモリ、コンソール ウィンドウ設定など) が子プロセスに継承されなくなります。
変数が設定されていない場合 (デフォルト)、登録プロセスはスキップされません。
構文
SET MFRU_NOINHERIT=Y|TRUE
デフォルトでは、この変数は設定されていません。
- MFSUB
- SUBI または ASUBI のどちらを使用するかを指定します。
- MFSYSCATDIR
- システム カタログ ディレクトリの場所。
- MFUSER
- デフォルトのユーザー ID。
- MFUSERCAT_LOC
- SMS データセットの完全修飾名。
- MULTMFENTMAP
- < や & などの特殊文字を同等の HTML エンティティ (たとえば、< や &) に置き換えるかどうかを指定します。
- OOSW
- オブジェクト指向ランタイム スイッチ。
- USER
- デフォルトのユーザー名。