COBOL コードのフォーマット

Visual COBOL には、COBOL コードをフォーマットするためのコマンドおよび設定が用意されています。フォーマットには、インデントや改行を揃えたり、余分な空白を削除したり、キーワードを整列したり、ソースを読みやすくするための機能が含まれます。フォーマットは、プログラム全体、ファイル全体、またはエディターで選択したコード部分に適用できます。フォーマットを適用しないコード部分をマークすることもできます。

Visual COBOL には、COBOL 言語のデータ部、見出し部、および手続き部のさまざまな要素をフォーマットするための構成可能な設定があります。COBOL コードで最も一般的に使用される設定がデフォルトとして設定されていますが、必要に応じて Visual Studio のオプションで自由に変更できます。

プログラム内のコードの一部をフォーマットの対象から除外する場合は、次のいずれかのオプションを使用して目的のセクションだけがフォーマットされるようにできます。

コメント - コメントはフォーマットの影響を受けません。次の例では、コメントの後のコードはフォーマットされません。
```
      *> 01 var1 pic x(30).
```
cblformat - プログラム内のコードの一部を *> cblformat 文で囲むと、その部分をフォーマットの対象から除外できます。フォーマットしないコード領域の開始位置を示すには、次のように入力します。
```
      *> cblformat off
      ... code below this line will not be formatted...
```
フォーマットしないコード領域の終了位置を示すには、次のように入力します。
```
      *> cblformat on
      ... code below this line will be formatted...
```

フォーマットの制約事項については、「既知の問題点」を参照してください。