環境変数:アルファベット順

制約事項:本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
A B C D E F G H l J K L M
N O P Q R S T V W X Y Z

C

CAS_SRV_CANCEL
SEP によってロードされたサービス モジュールのキャンセル方式を指定します。この方式は、サービス モジュール呼び出しの完了時に要求ハンドラーに影響します。
構文
CAS_SRV_CANCEL={P|L|N|D}
パラメーター
P
物理キャンセル
L
論理キャンセル
N
キャンセルなし
D
遅延キャンセル
デフォルト
CAS_SRV_CANCEL=P
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
CAS_SRV_CANCEL=L
COBCONFIG

何らかの方法でランタイム構成可能オプションを調整するランタイム構成ファイルを指定します。

構文

SET COBCONFIG=pathname

パラメーター

  • pathname ランタイム システムの設定に使用する COBOL 構成ファイルの名前。

説明

$COBCONFIG を設定しない場合は、$COBDIR/etc/cobconfig が検索されます。

SET COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig
COBCONFIG.BLOCK
アプリケーション構成ファイルの場所
COBCPY

コンパイラおよび Animator がコピーファイルを検索するディレクトリを指定します。

構文

SET COBCPY=pathname[:pathname]...

パラメーター

  • pathname

    コンパイラおよび Animator でコピーファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

SET COBCPY=/home/group/sharedcopy::mydir/mycpy

このように指定すると、コンパイラは最初に /home/group/sharedcopy でコピーファイルを検索します。次に現在のディレクトリを検索し、最後に ./mydir/mycpy で検索します。検索は、コピーファイルが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。

COBDATA
1 つ以上の場所を指定します。区切り文字には、; (Windows) または : (UNIX) を使用します。実行時には、この場所でデータ ファイルを検索します。ファイルの割り当てにサブパスが含まれている (つまり、文字列に \ または / が含まれている) 場合を除き、ファイルを見つけるために、COBDATA で指定された各場所にファイルの割り当てが付加されます。
注:RM/COBOL または ACUCOBOL-GT レガシー コードを最新化するユーザーはファイルの割り当てでサブパスを使用できますが、各ファイル処理システムの関連する DIALECT 値または IDXFORMAT 値を使用してコンパイルする必要があります。これは、ファイル処理構成ファイルでこれらの値を設定するだけでは実現できません。

ランタイム システムがデータ ファイルを検索するディレクトリを指定します。データ ファイルをグローバルにマップする機能を提供するため、ユーザーは実行時までに名前が認識されていないディレクトリに作業データ ファイルを置くことができます。

構文

COBDATA=pathname[:pathname]...
パラメーター
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロンで区切られます)ランタイム システムでアプリケーションのデータ ファイルが検索される場合にこれらのディレクトリが検索されます。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

説明

COBDATA は、コンパイラ、およびその他のユーティリティに影響します。たとえば、コンパイル時では、プログラム ソースがコンパイラのデータ ファイルになります。COBOL 開発システム ユーティリティを使用する場合は、COBDATA の値を、コロン (:) を先頭にして指定することをお勧めします。

ご使用の環境空間に、COBDATA という名前の環境変数があり、なんらかの値が設定されている場合は、COBDATA が設定されていると見なされます。

ファイルのすべてのマッピング順序は次のようになります。

  1. すべての dd_ 環境マッピング
  2. すべての ASSIGN TO EXTERNAL マッピング
  3. すべての COBDATA 環境変数マッピング

COBDATA 環境変数、または dd_ 環境変数のどちらかで複数のディレクトリを指定した場合、システムは、ユーザー名に対するプレフィックスとしてのスラッシュ (/) が末尾に付く最初の指定ディレクトリを検索します。

ファイル名が見つからない場合、または読み取れない場合は、順番に最後のディレクトリまで検索されます。最後のディレクトリでも見つからず、ファイルを作成する必要がある場合は、ファイルは最初のディレクトリに作成されます。

ハイフン (-)、またはスラッシュ (/) で始まっているファイル名に関しては、dd_、および COBDATA のマッピングはすべて無視されます。また、環境変数名にハイフンが含まれている場合も無効になります。

この機能を使用する場合は、COB... で始まるファイル名を使用しないでください(これらは COBOL システムで予約済みです)。

COBDATA 環境変数は、どんなモード (出力も含む) で開かれているファイルにも、また、固定長ファイルや可変長ファイルにも使用できます。索引ファイルを使用している場合は、データ ファイルおよび索引の両方を同じディレクトリに置く必要があります。

COBDATA 環境変数は、ファイルを開く場合だけでなくファイルを削除する場合にも、ここに示す規則に従って影響します。

COBOL 開発システム プログラムを使用しようとする場合はまず、COBDATA の設定を解除することをお勧めします。これらのプログラムの多くでは、データ ファイルが開かれるため、COBDATA の値に影響されます。COBDATA を使う必要がある場合は、COBDATA のパスの最初に :$COBDIR/dynload/helptbox.lbr および :$COBDIR/dynload/check.lbr を追加してください。Animator のヘルプ ページが必要な場合は、COBDIR/dynload/advanim.lbr も追加します。

注:RM/COBOL または ACUCOBOL-GT レガシー コードを最新化するユーザーはファイルの割り当てでサブパスを使用できますが、各ファイル処理システムの関連する DIALECT 値または IDXFORMAT 値を使用してコンパイルする必要があります。これは、ファイル処理構成ファイルでこれらの値を設定するだけでは実現できません。

SET COBDATA=:demo:/home/data:progs

このように COBDATA を設定すると、ランタイム システムは、最初に現在のディレクトリでデータ ファイルを検索するよう指定されます。次に、ディレクトリ ./demo を、次にディレクトリ /home/data を検索し、最後に ./progs を検索するように指定されます。

COBDIR
Enterprise Server をインストールしたディレクトリを指定します。システム コンポーネントおよびユーティリティの多くがこの情報を必要とし、使用します。
構文
COBDIR=path-name
パラメーター
path-name
必要な Micro Focus COBOL システム ソフトウェアが置かれているディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。デフォルトのパスは %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOLです。
説明

Micro Focus COBOL システムは通常、デフォルトの COBOL システム ディレクトリにインストールされるため、COBDIR を設定する必要はありません。COBDIR は、同じ COBOL システムの複数のバージョンを同時に使用できる場合などのように、ご使用の COBOL システムが別のディレクトリにインストールされている場合にのみ設定する必要があります。

この例では、コンパイラは C:\products\cobse20 ディレクトリで Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBDIR=C:\products\cobse20
COBKEYTIMEOUT

接続された端末からランタイム システムに転送されたエスケープシーケンスを、有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を指定します。値は 0.1 秒単位で指定します。

端末のキーが押されると、端末はそれに応答して、1 字、または文字の集合をランタイム システムに送信します。このような文字の集合の先頭は一般に、エスケープ文字であるため、この文字集合をエスケープ シーケンスと呼びます。ファンクション キーが押された場合は、端末がエスケープ シーケンスを送信します。Esc キーに続いて 1 つ以上の英字または数字のデータ キーが押された場合にも、同じ文字集合が端末から送信されます。ランタイム システムで認識される唯一の違いは、各文字が到着する間隔です。これは、ユーザーがエスケープ シーケンスを入力する速度と、これが端末で生成される速度とは異なるためです。

端末が接続しているネットワークでは、文字の集まりが別々のパケットでランタイム システムに送信されるという場合に、各文字がランタイム システムに到着する間隔は、ネットワークで変更することができません。COBKEYTIMEOUT は一般的なネットワーク遅延が補正できるため、エスケープシーケンスはランタイム システムで正しく識別されます。

構文

SET COBKEYTIMEOUT=n

パラメーター

n 1 から 126 までの数字を指定します。この値で、回線またはネットワーク接続を通して、端末からランタイム システムにエスケープシーケンスが送信される場合に、そのエスケープシーケンスを有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を設定します。Esc 文字のみが独立して送られてきた場合は、この文字がランタイム システムに受け取られてから 0.n 秒経過すると、この文字がエスケープ シーケンスの開始を表す文字ではないと判断されます。ランタイム システムでは、端末の通信速度から、n に設定する適切なデフォルト値が計算されます。

COBLANG
COBOL プログラムが実行される際の言語環境。
  • COBOL 言語環境 (LE) 値。
COBLPFORM
この構成変数は、プリンター チャネル C01 から C12 を定義してこれらのチャネルに出力するために使用します。COBLPFORM 構成変数を使用して、各チャネルの行番号を指定します。Null エントリは無視されます。行番号ゼロ、機能名 S01 から S052、CSP、または未定義のチャネルは、すべて 1 行目に設定されます。

例 1:

COBLPFORM 1:3:5:7:9:11:13:15:17:19:21:23

この例では、C01 は 1 に等しく、C02 は 3 に等しくなります。

例 2:

COBLPFORM :3::5: :9

この例では、C01 は 3 に等しく、C02 は 5 に等しく、C03 は 1 に等しく、C04 は 9 に等しくなります。チャネルごとに 1 つの行番号のみを指定できます。

上記の例 2 では、チャネル C05 から C12 は未定義です。print 文でチャネル C05 から C12 を指定すると、行は 1 行目に出力されます。また、上記の例では、C03 は値が空白で未定義であるため、1 に等しくなります。

WRITE BEFORE/AFTER PAGE 文の出力は常に 1 行目から開始されます。次の行に移動するたびに行番号が 1 つ増加します。現在の行と同じ、またはそれ以前の行への移動を要求すると、次のページに移動します。そして、要求に応じた行まで改行が生成されます。

COBMAINSTACK
注:この変数は、UNIX 上のネイティブ COBOL アプリケーション、および Windows と UNIX の両方の Enterprise Server に適用されます。

この変数はメイン スタックのサイズを指定するために使用します。

構文

SET COBMAINSTACK=n

パラメーター

n - スタックに割り当てるサイズ (バイト単位)。

説明:

メイン スタックのサイズは、デフォルトでスレッド スタックのサイズの 3 倍になります。スレッド スタックのサイズは、スタックの作成時に指定されます (CBL_THREAD_CREATE を使用)。または 32 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 160 KB になり、64 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 320 KB になります。

COBMAINSTACK は、次のような場合に、必要に応じて設定します。

  • ネイティブ オブジェクト指向 COBOL Enterprise JavaBeans (EJB) を AIX プラットフォームの WebSphere にディプロイする場合
  • マルチスレッド ランタイム システムを使用する場合
  • 多数の ELSE 句を含む IF 文がある場合
  • ローカル ストレージに大量のデータがある場合
COBPATH

ランタイム システムで、動的にロード可能な .int ファイル、および .gnt ファイル、または呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。

構文

SET COBPATH=pathname[:pathname]...

パラメーター

pathname ランタイム システムで、動的にロード可能なプログラム (.int、および .gnt、または呼び出し可能な共有オブジェクト) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリのリスト (各項目はセミコロンで区切ります)。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

SET COBPATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib
COBPRFDIR
PROFILE コンパイラ指令を使用してコンパイルされたプログラムによって作成される .ipf ファイルの場所。
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロンで区切られます)
COBSW
アプリケーションの実行時に、ランタイム システムに認識させる、ランタイム システム スイッチの設定を指定します。

構文

SET COBSW=[+/-}s...
パラメーター

設定または設定解除するランタイム スイッチのリスト。

  • +はスイッチを設定します。
  • -はスイッチを設定解除します。

SET COBSW=+0+D

このように設定すると、ランタイム スイッチ 0、および ANSI COBOL デバッグスイッチが有効になります。

D

DB2DBDFT
SQL 文を処理する DB2 SQL プリコンパイラのデフォルト データベース。

  • デフォルト データベースの場所および名前。
DT_ENABLE_MFDBFH [12]
MFDBFH でホストされているファイルをデータ エクスプローラーで参照して開くかどうかを決定します。これらのファイルはデータファイル ツールのエディターから利用できます。
構文
DT_ENABLE_MFDBFH=true|false
trueに設定すると、データ エクスプローラーの MFDBFH タブのフィールドが有効になり、参照するサーバーおよびデータストアを入力できるようになります。falseに設定すると、これらのフィールドは使用できなくなり、MFDBFH でホストされているファイルを参照して開くことができなくなります。
デフォルト
デフォルトはDT_ENABLE_MFDBFH=trueです。
説明
MFDBFH でホストされているファイルを参照/開くには、「Open a File Through MFDBFH」を参照してください。

E

ENTRYNAMEMAP
使用するエントリ名マップ ファイルの場所を指定します。

構文

SET ENTRYNAMEMAP={filename|directory}; ...

パラメーター

filename エントリ マップ ファイル。

directory エントリ名マップ ファイルが格納されているディレクトリ。エントリ名マップ ファイルは mfentmap.dat という名前にする必要があります。

説明

エントリ ポイント マッパー サポートを有効にするには、entry_name_mapper チューナーを設定する必要があります。

ENTRYNAMEMAP が設定されていない場合、ランタイム システムは COBDIR 環境変数で指定された各フォルダー内でエントリ名マップ ファイル mfentmap.dat を探します。

エントリ名マップ ファイルが複数見つかり、同じエントリ ポイントの定義がファイルによって異なる場合、最初に見つかったエントリ名マップ ファイル内の定義が優先されます。ランタイム システムがエントリ名マップ ファイルを検索する順序を変更するには、COBDIR 環境変数または ENTRYNAMEMAP 環境変数のパス内でのファイルの順番を変更する必要があります。

ES_CERT_REG
cascertregユーザー証明書ユーティリティの登録情報を格納するディレクトリを指定します。
構文
SET ES_CERT_REG=pathname

pathname 登録が格納されているディレクトリのパス名。

デフォルト

デフォルトでは、ディレクトリは指定されていません。この場合は、cascertreg コマンドで指定する必要があります。

CICS PCT リソース クラスを制御します。
構文
ES_CLASS_XPCT={YES|NO|class-name
パラメーター
YES
ACICSPCT がデフォルトの PCT クラスです。
NO
PCT のセキュリティがバイパスされます。
class-name
デフォルトの PCT ACICSPCT クラスをオーバーライドするクラスの名前。
デフォルト
ES_CLASS_XPCT=YES
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_CONSOLE_LOG (非推奨)
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
注:ES_CONSOLE_LOG は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに MFDS 構成オプションを使用することをお勧めします。
構文
ES_CONSOLE_LOG=port
export ES_CONSOLE_LOG

次の各オプションを単独または組み合わせて指定できます。

  • I - 情報メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • W - 警告メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • E - エラー メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • S - 重大メッセージを Windows イベント ログに送信します。
デフォルト
この値が設定されていない場合、コンソール メッセージは Windows イベント ログに送信されません。
ES_DB_FH

データベース ファイル ハンドラーのサポートを有効または無効にします。これは、データ ファイルがデータストアに保存されている場合、またはエンタープライズ サーバー リージョンがリソースの一部をデータベースに保存している場合に必要です。詳細については、「Micro Focus ネイティブ データベース ファイル処理およびエンタープライズ サーバー リージョン データベース管理」を参照してください。

構文

SET ES_DB_FH=value

  • Y|y|true - Micro Focus データベース ファイル ハンドラー (MFDBFH) を通じてファイル処理を行います。
  • N|n|false - データベース ファイル ハンドラーのサポートが無効になります。

デフォルト

データベース ファイル ハンドラーのサポートは無効で。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DB_SERVER

リージョン データベース操作に使用するデータベース サーバーの名前を指定します。

また、MFDBFH_CONFIG 環境変数で指定された構成ファイル内に、データベース サーバーに対応する<server>エントリも必要です。<dsn>エントリ (リージョン、リージョン間、およびマスター データベース用) も、構成ファイルに指定する必要があります。これは、リージョン データベース操作を使用できるようにするためです。

構文

SET ES_DB_SERVER=server-instance

server-instance は有効なデータベース サーバー インスタンスの名前です。たとえば、set ES_DB_SERVER=MYSERVERと設定します。

デフォルト

設定されていません。

上記の例を使用すると、データベース構成ファイルに以下のような内容が必要になります。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> 
<datastores usevault="false">
   <server name="MYSERVER" type="sqlserver" access="odbc"> 
       <dsn name="SS.MYMASTER" type="database" dbname="master"/> 
       <dsn name="SS.CAS.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" feature="all"/> 
       <dsn name="SS.CAS.CROSSREGION" type="crossregion.cas"/>
   </server> 
</datastores>
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DDBG_PORT_RANGE
ダイナミック デバッグに使用するポートの範囲。
ハイフンまたはカンマを使用してポート番号の範囲を指定します。

ハイフンを使用する場合、指定する値はポート範囲の開始と終了となり、2 番目のポート番号は最初のポート番号より大きくする必要があります。

カンマを指定する場合、指定する値はポート範囲の開始と、範囲の先頭から使用可能なポートの数になります。

構文
ES_DDBG_PORT_RANGE=value
  • low_port-high_port

    または

  • low_port,number_of_ports
デフォルト
この値が設定されていない場合、ダイナミック デバッグではランダム ポートを使用します。

以下の定義では、8001 から 8040 までのポートを使用することを指定します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001-8040

次の定義では、同じポートを指定しますが、異なる形式を使用します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001,40
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。

構文

ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=value

  • Y|y - デフォルトの ESMAC ユーザーは無効になります。

デフォルト

デフォルトの ESMAC ユーザーは無効になりません。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON
Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) の起動時のデフォルト ユーザー (「mfuser」) のサインオンを無効にします。
構文
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=value
  • YまたはyESMAC へのアクセス時に「mfuser」として自動でログオンせずに、MFDS 内部セキュリティ アカウントを使用して Enterprise Server Administration にログオンします。
デフォルト
この値が設定されていない場合、ESMAC にサインインするデフォルトのユーザーとして mfuser が使用されます。
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
ESMAC カタログ ビューで個々のカタログ エントリを表示する際の行数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルを表示する際の行数を制限します。
構文
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
  • 表示行数を示す整数。最大数は 99999 です。
デフォルト
10000
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_HSF_CFG
.csv ファイル (cashsf-a.csv または cashsf-b.csv) 内の HSF レコードに含める複数の追加フィールドを構成できます。

構文

SET ES_HSF_CFG=cfg-options

パラメーター

以下の構文を使用して cfg-options を定義します。
field_name=value;[field_name=value;]...
次の値を使用します。
フィールド名 範囲 デフォルト
CUSTOM 0 から 5 0
CICSF 0 から 20 5
TSQ 0 から 20 5
TDQ 0 から 20 5
注:フィールドが明示的に設定されていない場合、または指定された値が範囲外の場合は、フィールドのデフォルト値が使用されます。

次に例を示します。ES_HSF_CFG=CUSTOM=2;CICSF=10;TSQ=32の場合、2 個のカスタム フィールド、10 個の CICS ファイル フィールド、5 個の TSQ フィールド、5 個の TDQ フィールドが生成されます。

カスタム フィールドは、ES_WRITE_CUSTOM_HS F ライブラリ ルーチンを使用して書き込まれます。

ES_IMS_LINKAGE_NULL[8]
IMS プログラムが PSB 内の PCB よりも多くのリンク アドレスを渡す場合、余分な各リンク アドレスを NULL 値に設定します。
構文
ES_IMS_LINKAGE_NULL={Y|N}
パラメーター
Y
余分な各リンク アドレスを NULL 値に設定します。
N
余分なリンク アドレスを無効にします。
デフォルト
ES_IMS_LINKAGE_NULL=N
ES_LOCKDB

スプール キューやカタログなどのリソースがデータベースにディプロイされるクラスター内のエンタープライズ サーバー リージョンのリソース ロック (ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ) を処理するリージョン データベースを指定します。

構文

SET ES_LOCKDB=region-db

パラメーター

region-db
region-db は、ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ の処理を担うリージョン データベースの名前です。
ES_MAX_CATALOG_LINES
ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。
構文
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
  • number 表示する行数。最大は 99999 です。
デフォルト
デフォルトは 5000 です。
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
Enterprise Server によって送信される HTTP 応答の最大サイズを指定します。
構文
ES_MAX_HTTP_OUT=value
パラメーター
value
HTTP 応答の最大サイズを表す数値 (バイト単位)。
デフォルト
ES_MAX_HTTP_OUT=
説明
以前のリリースでは、HTTP 応答のサイズは、ESCWA の [ES Control] ページの [HTTP Out] フィールドで制御されていました。

Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_MEM_STRATEGY
サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
注:メモリ ストラテジは memory_strategy ランタイム チューナーによって設定することもできます。
casstart で使用されるサーバー アドレスを指定します (/mパラメーターが指定されていない場合)。
構文
パラメーター
デフォルト
説明
ES_OLD_SEC_TSTD
セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
構文
SET ES_OLD_SEC_TSTD=value
  • 任意の値。
デフォルト
デフォルトではセキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されます。
ES_PRODUCTION
IDE からデバッグ セッションを開始しないようにします。
ES_PROG_PATH
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示するかどうかを決定します。
注:ネイティブ エンタープライズ サーバー リージョンにのみ適用されます。
構文
ES_PROG_PATH={Y|N}
パラメーター
Y
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示します。
N
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示しません。
プロパティ
デフォルト: なし
ES_RLS_FILE_SUPPORT
あるプログラムが更新目的で読み取りを行っているためにレコードがロックされている際に、他のプログラムがそのレコードにアクセスできないようにする必要がある場合は、この環境変数を設定して、ロックを保持しているプログラムが完了するまで無効なレコードが返されるのを防止できます。ファイル共有のタイムアウトも、ファイル共有構成ファイルで /t 0 を使用して 0 に設定する必要があります。

構文

SET ES_RLS_FILE_SUPPORT=value

  • Y|y - レコードが別のプロセスによってロックされている場合に無効なレコードが返されないようにします。

デフォルト

RLS ファイル サポートはオフです。

ES_SEP_DORMANT_TIME
一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。ステートフル要求の完了時に一時 SEP を自動的に終了するのではなく、サーバー マネージャーで、終了をスケジュールするまでのアイドル時間を使用可能にします。これにより、新しい要求で、新しいインスタンスを起動するのではなく、SEP を再利用できるようになります。この環境変数によって、アイドル時間を制御できます。

構文

ES_SEP_DORMANT_TIME=seconds

  • seconds アイドル時間の秒数。

デフォルト

2 秒間のアイドル時間が経過すると、一時 SEP は終了します。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_SERVER
デフォルトのサーバー名 (casstart または casstop で -r スイッチを指定していない場合に使用されます)。

構文

ES_SERVER=name

  • name サーバー名。

デフォルト

ESDEMO/ESDEMO64

z/OS の通信マネージャーによって書き込まれる SNA トレースの場所を指定します。
構文
ES_SNATRC_DIR=path-name
パラメーター
path-name
SNA トレースの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。
説明
この環境変数は、SNA トレース ファイルが有効なディレクトリに書き込まれるように、リージョンを起動する前に設定しておく必要があります。

その後、このディレクトリを使用して、SNA 環境変数 SNAMSG および SNATRC を適切な値に設定します。

ES_SYSOUT_HOLD
SYSOUT ファイルのステータスを Out Hold に設定するかどうかを決定します。
構文
ES_SYSOUT_HOLD={Y|N}
パラメーター
Y
SYSOUT ファイルのステータスが Out Hold に設定されます。
N
SYSOUT ファイルのステータスは Out Hold に設定されません。
プロパティ
デフォルト: なし
ES_USR_DFLT_ESMAC
ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。

構文

SET ES_USR_DFLT_ESMAC=user

  • user - デフォルトのユーザー名。

デフォルト

mfuser

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間。有効な値は 0 から 65535 秒までです。
構文
ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT=wait-time
パラメーター
wait-time
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な範囲は 0 から 65535 までです。
デフォルト
設定されていません。
ES_XA_LOG_SUPPRESS
in-doubt XA トランザクションの XA ロギングおよび回復を抑制します。

構文

ES_XA_LOG_SUPPRESS=value

  • Y|y - XA ロギングは抑制されます。

デフォルト

デフォルトでは、値は指定されておらず、XA ロギングは抑制されません。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
EXTFH
呼び出し可能ファイル ハンドラーの構成ファイルを指定します。

構文

SET EXTFH=filename.cfg

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

SET EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg

F

FHREDIR
Fileshare クライアントが使用する構成ファイルを指定します。

構文

SET FHREDIR=filename.cfg

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

SET FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg
FS

Fileshare サーバーが使用する構成ファイルを指定します。

構文

SET FS=filename.cfg

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

SET FS=myconfig.cfg
FSCOMMS
Fileshare システムがシングル ユーザー モードで実行されることを指定します。

構文

SET FSCOMMS="\$local"

パラメーター

"\$local"Fileshare システムをシングル ユーザー モードで実行します。

l

ISPPROF
ISPF ダイアログ プロファイルの場所。

J

JAVA_HOME
JDK の場所を指定します。
JCLTEMP_DIR [6]
JCLTEMP ディレクトリに別の場所を指定できるようになります。
構文
JCLTEMP_DIR=path
パラメーター
path
JCLTEMP ディレクトリの場所を示すフル パスまたは相対パス。
デフォルト
設定されていません。MFBSI_DIR で指定されたディレクトリを使用します。

L

LIB
DB2 LIB ディレクトリの場所。

M

MF_AMODE31ONLY
すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。
従来の COBOL スタイルのオプションを有効にするどうかを指定します。
構文
MF_LE_CBLOPTS={Y|N}
パラメーター
Y
従来の COBOL スタイルのオプションを有効にします。
N
従来の COBOL スタイルのオプションを無効にします。
デフォルト
MF_LE_CBLOPTS=N
説明
無効になっている場合、方言が ENTCOBOL の場合、または言語が COBOL ではない場合は、PARM 構文は次の形式になります。
[run-time-options] [/program-options];

それ以外の場合、構文は次の形式になります。

[program-options] [/run-time-options]
MF_ROOT_CERT
MF Directory Server プロセスおよび任意のクライアント アプリケーションでルート証明書ファイルの値を取得できるようにします。
MF_USESCA5
サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture を使用する必要があることを指定します。
  • ON(デフォルト)
  • OFF
ESMAC によって返される HTTP ヘッダーで使用される文字セットを指定します。
構文
MFACCCGI_CHARSET=iana-string
パラメーター
iana-string
IANA 定義の文字セット文字列。有効な文字列のリストについては、「CBL_CCSID_FROM_IANA」 トピックの「説明」セクションを参照してください。
デフォルト
MFACCCGI_CHARSET=windows-1252
MFALLOC_PROP
割り当て時に生成される PC データセット名の規則 (つまり、デフォルトのカタログ PC DSN フォーマット)。
MFAUDIT_LOGS
監査ファイルの場所。
MFCODESET_DBCSDIR
この変数を、アプリケーションが特定の 2 バイト文字セットの ASCII/EBCDIC 変換を実行するために必要なマッピング ファイル (.E2A および .A2E ファイル) セットの場所に設定します。
この変数が設定されていない場合、アプリケーションは製品インストール ディレクトリの etc/codeset サブディレクトリを検索して、組み込みサポートに必要なファイルを見つけます。サポートの対象となるのは、コードセット 81、82、86、886、および 941 です。
ただし、特定のディプロイ済みアプリケーションでは、完全版の COBOL Server 製品を利用できる必要はないため (.NET Core アプリケーション、.NET COBOL アプリケーション、ネイティブの自己完結型アプリケーションなど)、完全版で提供される組み込みの変換サポートは利用できません。このような場合は、アプリケーションと共にマッピング ファイルをディプロイし、実行時にこの変数を使用してファイルを見つける必要があります。これを行うには、必要なコードセットに応じて、.E2A および .A2E ファイルをディプロイするだけで済みます。
MFCSCFG
クライアント/サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。

構文

SET MFCSCFG=filename

パラメーター

filename 構成ファイルの名前。

SET MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg

説明

MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。どちらの方法でもファイル名が指定されていない場合は、デフォルト名の構成ファイル mfclisrv.cfg が現在のディレクトリ内で検索されます。それでもファイルが見つからない場合は、各構成パラメーターのデフォルト値が使用されます。

MFDBFH_CONFIG

データベース サーバー インスタンスおよび関連するデータベースを定義する構成ファイルの場所と名前を指定します。

構文

SET MFDBFH_CONFIG=value

value は、データベース構成ファイルのフル パスおよびファイル名を表します。

デフォルト

設定されていません。

MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS

MFDBFH アクセス用に Oracle データベースを構成する際に作成される型およびプロシージャに対する実行権限を特定のユーザーまたはロールに付与します。

構文

MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS=value

value は、MFDBFH で作成されたタイプおよびプロシージャに対する実行権限が付与されるユーザーまたはロール (あるいはその両方) のスペース区切りのリストです。

デフォルト

設定されていません。

変数が設定されていない場合は、Oracle のデフォルトの権限が適用され、その型/プロシージャのスキーマ所有者にのみ実行権限が付与されます。

この変数は、MFDBFH で使用される他のデータベース プロバイダーの権限には影響しません。

MFDBFH_RECORD_LOCKING

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に使用するレコード ロックの型を指定します。

構文

SET MFDBFH_RECORD_LOCKING=table|database

パラメーター

table
ファイルのレコード ロックは別のロック テーブルに保持されます。このロック モードを使用している場合、COBOL ファイル操作のレコード ロックの動作は Fileshare を使用している場合とほぼ同じになります。
database
データベース エンジンのネイティブのレコード ロック メカニズムを使用して、データ ファイルのレコードに対するロックの確立とテストを行います。この方法によりパフォーマンスは向上しますが、ロック動作が従来の COBOL レコード ロックと完全には一致しなくなります。詳細については、「レコード ロック戦略」を参照してください。

デフォルト

MFDBFH_RECORD_LOCKING=table
注:この変数の値が「database」以外に設定されている場合は、このデフォルト値が使用されます。
MFDBFH_SCRIPT_DIR

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に必要なスクリプトおよびストアド プロシージャの場所を指定します。

構文

SET MFDBFH_SCRIPT_DIR=value

value 必要なリソースを含むディレクトリへのパスを表します。

デフォルト

value のデフォルト値は、製品インストール ディレクトリの \etc\mfdbfh\scripts サブ ディレクトリです。

MFDBFH_VAULT
シークレット Vault の名前を指定します (製品の secrets.cfg ファイルで定義されている必要があります)。この環境変数が設定されていない場合、MFDBFH は secrets.cfg で定義されているデフォルトの Vault を使用します。

シークレット Vault の詳細については、「Vault 機能」を参照してください。

構文

SET MFDBFH_VAULT=value

value は Vault の名前を表します。

デフォルト

設定されていません。

MFCROW_DISABLE
共通指令をオフにして、コンパイラが directives.mf ファイルにある指令を使用しないようにします。
構文
SET MFCROW_DISABLE={Y|N}
パラメーター
Y
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用しません。
N
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用します (デフォルト)。
SMS サポートを有効にします。
構文
パラメーター
デフォルト
MFEXTMAP
マッパー ファイルの場所。
MFLECONFIG

言語環境 (Language Environment;LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。

構文

SET MFLECONFIG=filename

パラメーター

filename 使用する LE ランタイム オプションを含むファイルの名前。

MFLOCKING
ロック サポートを有効にします。
MFLOGDIR
クライアント/サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。

構文

SET MFLOGDIR=dirname

パラメーター

dirname ログ ファイルのディレクトリの名前。

SET MFLOGDIR=/home/mydir/logs
MFPRELOAD_USE
MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。
MFRU_NOINHERIT
ランタイム システムの初期化時にプロセスを共有メモリに登録するかどうかを決定します。非常に多くの COBOL プロセスが実行されている場合に共有メモリ セグメントに使用可能なスロットがないと、初期化時に COBRT105 エラーが発生することがあります。この変数を Y または TRUE に設定すると、登録プロセスがスキップされます。ただし、Y に設定した場合、さまざまなランタイム設定 (スイッチ、共有メモリ、コンソール ウィンドウ設定など) が子プロセスに継承されなくなります。

変数が設定されていない場合 (デフォルト)、登録プロセスはスキップされません

構文

SET MFRU_NOINHERIT=Y|TRUE

デフォルトでは、この変数は設定されていません。

MFSUB
SUBI または ASUBI のどちらを使用するかを指定します。
  • SUBI
  • ASUBI
MFSYSCATDIR
システム カタログ ディレクトリの場所。
MFTRACE_ANNOTATIONS
トレース ファイルの場所。
MFTRACE_CONFIG
CTF 構成ファイルの場所。
MFTRACE_LOGS
CTF ログ ファイルの場所。
MFTSO_DEBUG
デバッグ メッセージの表示を制御します。
MFUSER
デフォルトのユーザー ID。
MULTMFENTMAP
< や & などの特殊文字を同等の HTML エンティティ (たとえば、&lt; や &amp;) に置き換えるかどうかを指定します。

O

OOSW
オブジェクト指向ランタイム スイッチ。

S

SORTCOMPRESS
ソートされる各レコードで圧縮ルーチンを実行するかどうかをシステムに伝えます。

構文

SET SORTCOMPRESS=n

パラメーター

n - 圧縮が有効かどうかを示す整数。0 (ゼロ、デフォルト) は圧縮が有効でないことを示し、正の整数は圧縮が有効であることを示します。圧縮が有効になっていると、ソート レコードのランレングス符号化が考慮されるため、レコードに複数の繰り返し文字が含まれている場合はパフォーマンスが大幅に向上します。

説明

ソートするレコードに、複数の空白文字など、繰り返される単一の文字が多く含まれる場合は、この変数の使用をお勧めします。この変数を使用すると、メモリの使用やソート処理の効率が向上します。

SET SORTCOMPRESS=5
SORTEXITREENTRY
SORTIN データ セットが使い果たした後に E15 ユーザー出口を呼び出すかどうかを決定します。[9]
構文
SORTEXITREENTRY={ON|OFF}
パラメーター
ON
Enterprise Server 内では、SORTIN データ セットが完全に読み取られた後でも、戻りコード 8 が返されるまで、MFJSORT は E15 ユーザー出口プログラムを呼び出し続けます。
OFF
SORTIN データ セットが読み取られると、E15 ユーザー出口プログラムは呼び出されません。
デフォルト
SORTEXITREENTRY=OFF
SORTSCHEME
ソートスキームを有効にします。SORTSPACEと併用すると、パフォーマンスが改善されます。

構文

SET SORTSCHEME=1
  • SORTSCHEME=1- これは、この環境変数に対する唯一の有効値です。詳細については、「SORTSPACE」を参照してください。
SORTSPACE
SORT 操作用に内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量。これは、さまざまなフォーマットで指定できます。たとえば、64M、2G、および 1000000 を指定して、それぞれ 64 メガバイト、2 ギガバイト、および 1000000 バイトのソート メモリ領域を与えることができます。

構文

SET SORTSPACE=n[K|k|M|m|G|g]

パラメーター

n[K|k|M|m|G|gSORT 操作用に内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。文字なしはバイトを意味します。デフォルトは 1 メガバイトです。

説明

SORTSPACE に大きい値を指定すると通常、ソート速度が向上します。ただし、コンピューターの主メモリ容量を超える値を指定すると、オペレーティング システムが使用可能なメモリを検索しなければならなくなり、パフォーマンスが低下します。

SET SORTSPACE=1024K

SORTTEMPSPACE
SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てるメモリの量を指定します。

構文

SET SORTTEMPSPACE=n[K|k|M|m|G|g]

パラメーター

n[K|k|M|m|G|g]SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てられるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。文字なしはバイトを意味します。割り当てることができるメモリの最小量は 32 メガバイトです。

説明

SORTTEMPSPACE によって、SORT で使用するメモリの割り当てを調整でき、一般にメモリ断片化の影響を受けるシステムのパフォーマンスを向上できます。

SET SORTTEMPSPACE=250MB
SORTTYPE
ソート タイプを定義します。

構文

SET SORTTYPE=2
  • SORTTYPE=2SORT はファイル ハンドラーの使用を強制されるため、フォーマット変更は extfh.cfg ファイルから取得されます。
  • この変数を未設定にすると、SORT はパフォーマンスを改善するために CBL_ ルーチンを使用してファイルの読み取り/書き込みを試みます。
注:2 はこの環境変数に対する唯一の有効値です。

T

TXFILEP
Micro Focus VSAM ファイルの場所。ディスク上の場所、またはデータベース内のデータストアの場所を指定できます。データベースでホストされるファイルの場合は、sql://host[/instance]/datastore[?folder=/path] という表記を使用します。詳細については、「The dbfhdeploy Command Line Utility」を参照してください。

X

XFHLOG
LOG オプションがアクティブな際にログ ファイルの場所を指定します。

構文:

SET XFHLOG=DEFAULT

パラメーター:

DEFAULT - 現在のディレクトリにログ ファイルを生成します。

説明:

XFHLOG 変数が設定されていない場合、ログ ファイルは C:\ProgramData\Micro Focus\File Handler\[version-number] に作成されます。

ここで、[version-number]Micro Focus 製品のバージョンを表します。

この変数の効果は、LOGFILENAME 構成オプションによってオーバーライドできます。