Dialog System AddPack を使用すると、Visual COBOL for Visual Studio 内で Dialog System アプリケーションを最新化することができます。アプリケーションを Visual COBOL にアップグレードしてから、変更なしでアプリケーションを実行したり、徐々に最新化したりすることができます。アプリケーションは、COBOL 2010 Runtime および Dialog System ランタイム・システムのもとで実行されます。
最初の段階では、アプリケーションを Visual COBOL にインポートします。その際には、インポート・ウィザードが役立ちます。インポートしたアプリケーションは、Visual COBOL からビルドして実行できます。
その後は、Visual COBOL 内からアプリケーションの編集と管理を行うことができます。スクリーンセットは、Visual COBOL プロジェクトで参照されます。スクリーンセットをダブルクリックすると、Dialog System を起動してスクリーンセットを編集できます。最新化の準備が整うまでは、このようにして Visual COBOL でアプリケーションの管理を継続できます。
次の段階では、アプリケーションを必要なだけ徐々に最新化し、他のコードは未変更のままにします。最新化には、さまざまな手法があります。例えば、ある Dialog System スクリーンを Windows Form に置き換えたり、.NET ユーザ・コントロールを ActiveX としてラップし、それを Dialog System で使用したりすることができます。
AddPack は、さまざまな最新化手法を実演する多数のサンプルを提供します。また、このヘルプには、コードの重要な要素を説明するサポート文書があります。一部のサンプルは Net Express の場合と同じコードを使用しており、Visual COBOL バージョンの COBOL と Dialog System ランタイム・システムを使用するという点が主な違いとなっています。
最後の段階では、完全な最新化のために、Microsoft ツール、.NET Framework、および Microsoft 相互運用性手法を使用します。