Dialog System アプリケーションを最新化するには、Visual COBOL に Dialog System アプリケーションを移行します。アプリケーションを最新化する準備が整ったら、さまざまな手法の中からいずれかを選択できます。ユーザは、自身の都合に合わせて必要なだけ最新化を行うことができます。例えば、ある Dialog System ダイアログを Windows Form に置き換えたり、.NET WPF コントロールを ActiveX コントロールとしてラップし、それを Dialog System ダイアログで使用したりすることができます。
徐々に最新化し、相互運用性手法を使用して旧コードと新コードを一緒に動作させることには、明確な利点があります。Microsoft は次のように推奨しています。
「.NET Framework の COM 相互運用性機能は非常に強力であり、ほぼすべてのケースにおいて、マネージ・コードに移行することなく既存のコードを引き続き使用することを可能にします。アプリケーションの新しい部分を開発したり、新しいマネージ・コード・アプリケーションからアプリケーションのコンポーネントを再利用したりする場合、ほとんどのケースでは、.NET によって提供される COM 相互運用性機能を通じて既存のコンポーネントを呼び出すことができます。」
最新化手法にはさまざまなものがあり、それらの手法を取り入れる方法も数多くあります。使用する手法は、アプリケーションによって異なります。まず始めに、アプリケーション (何を行い、どのように構成され、どのように実行されるのか) とそのアプリケーションの制限事項および利点を理解する必要があります。これらを理解することにより、改良可能な部分のある領域を特定できるようになります。
使用可能な最新化手法をいくつか次に示します。
多くの場合、Visual COBOL ソリューションには、ネイティブ・コード・プロジェクトとマネージ・コード・プロジェクトがいくつかあります。ネイティブ・コード・プロジェクトには、ほとんど未変更の元のコードが含まれ、マネージ・コード・プロジェクトには、新しい最新化要素が含まれます。