Dialog System AddPack の情報と制約事項

Dialog System AddPack は、開発コンポーネントのサブセットと Dialog System ランタイム・コンポーネントで構成されます。AddPack の内容は次のとおりです。

  • Dialog System ランタイム・システムおよびランライム・コンポーネント。
  • Panels V2。
  • GUI クラス・ライブラリと OLE クラス・ライブラリ。これらのライブラリを使用して拡張された既存の Dialog System アプリケーションを移行する場合は、これらのライブラリが必要です。

    ソースから GUI および OLE クラス・ライブラリをビルドするためのプロジェクトも提供されます。また、Visual COBOL R4 Update 2 では、Base クラス・ライブラリのプロジェクト・ファイルが提供されます。

  • Visual Studio のスクリーンセットを Dialog System に関連付けるための Visual Studio プラグイン。Visual COBOL のソリューション・エクスプローラでスクリーンセットをダブルクリックすると、Dialog System が起動します。
  • さまざまな最新化手法を実演するサンプル・アプリケーション。
  • サンプル・コードの重要な要素を説明するこのヘルプ内のサポート文書。

前提条件と要件

Dialog System AddPack は、次のソフトウェアを必要とします。

  • Visual COBOL for Visual Studio R4 Update 2。このソフトウェアは、アプリケーションの開発および実行をフルにサポートします。

    また、AddPack には Dialog System ランタイム・コンポーネントが含まれているため、COBOL 2010 Runtime がインストールされている場合は、Dialog System アプリケーションを実行することができます (開発することはできません)。

  • Dialog System スクリーンセットを編集するための Net Express (Dialog System を含む)。

制約事項と制限事項

Dialog System AddPack には次の制約事項が適用されます。

  • いくつかの Dialog System 拡張はサポートされていません (DSGRAPH、DSDDE、DSPLAYER、DSONLINE など)。
  • スクリーンセット・スクリプト・アニメーションはサポートされていません。
  • スクリーンセットに変更を加えるには、Dialog System ペインタを引き続き使用します。
  • Dialog System の 64 ビット・サポートはないため、x86 プロジェクトのみサポートされます。
  • Net Express の場合とは異なり、デバッグ可能バージョンのクラス・ライブラリは自動的にはインストールされません (また、Net Express の場合のようにデバッグ・バージョンの使用を可能にするデバッガ・スイッチもありません)。代わりに、ライブラリを自分でビルドする必要があります。『Visual COBOL への Dialog System アプリケーションの移行』のトピックにある『デバッグ可能な OO クラス・ライブラリ』を参照してください。