この Readme には、Micro Focus® Enterprise Developer に関する情報が記述されています。
Enterprise Developer は IBMメインフレームアプリケーションの開発のための最も先進的でモダンな環境を提供し、 COBOL (Enterprise COBOL, COBOL for 390, COBOL for MVS, VS COBOL/2など), JCL (JES2, JES3, VSE), CICS/ESA, IMS DB/DC をサポートします。
Micro Focus Enterprise Developer for Windows は次の製品で構成されています。
この Readme には製品ヘルプに記載がない情報が含まれている場合があります。 製品をインストールする前に、Readme 全体を必ずご一読ください。
この Readme は、次の項で構成されています。
Microsoft Visual Studio 2010 Integrated Shell は、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。シェルをダウンロードした場合は、インストーラを実行してインストールを完了する必要があります。インストーラを実行するには、ダウンロード先で VSIntShell.exe を実行します。
製品をインストールする場合は、JAVA_HOME 環境変数に 32 ビット Java インストールの場所を設定する必要があります。設定しない場合、インストールは終了します。
(Windows 環境での ZIP ファイルの解凍には Windows に標準搭載されている圧縮ファイルの展開機能や、Windows 用のファイル解凍ユーティリティをお使いください。)
今回のリリースは以前のリリースと共存できません。
この製品の以前のリリースがインストールされている場合は、まず、Micro Focus License Manager を除くすべての Enterprise Developer のコンポーネントを[スタート > コントロールパネル > プログラム > プログラムのアンインストール] でアンインストールを行ってから、このリリースをインストールしてください。
この製品の以前のリリースがインストールされている環境に、そのまま、今回のリリースのインストールを実行すると、この製品の以前のリリースがアンインストールされて、このリリースがインストールされますが、 アップデートインストールによる製品の動作に関して、ファイル処理関連の不具合が報告されています。
Windows タスクバーから [スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Enterprise Developer > Enterprise Developer for Visual Studio 2010] をクリックすると製品が起動されます。
製品ヘルプの『ここからはじめよう!』および『製品情報』の項を参照してください。チュートリアルやデモ・プログラムなど、入門者向けの情報が記載されています。
Visual Studio 2010 SP1 にはヘルプ・システムのアップグレードとして Microsoft Help Viewer 1.1 が提供されており、 これにより、インデックスの使用や目次の展開が可能なスタンドアロンのヘルプビューアが利用可能です。
Visual Studio 2010 SP1 をインストールしない場合、サードパーティ・ツールでインデックスを使用して目次の展開をしてヘルプを表示できます。 詳細は、http://kb.microfocus.com/display/4/kb/article.aspx?aid=31484 をご確認ください。
(Windows 環境での ZIP ファイルの解凍には Windows に標準搭載されている圧縮ファイルの展開機能や、Windows 用のファイル解凍ユーティリティをお使いください。)
C:\Users\Public\Micro Focus\Enterprise Developer\eclipse ディレクトリに、 Micro Focus プラグインが既にインストールされている、Eclipse の完全版がインストールされます。 Eclipse のバージョンは 3.7 です。
Windows タスクバーから[スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Enterprise Developer > Enterprise Developer for Eclipse] をクリックすると製品が起動されます。
Eclipse パースペクティブの設定はインストール後リセットされません。 新機能を使うには、インストール後に次の方法でCOBOL パースペクティブをリセットする必要があります:
製品ヘルプの『ここからはじめよう!』および『製品情報』の項を参照してください。チュートリアルやデモ・プログラムなど、入門者向けの情報が記載されています。
この製品をアンインストールするには、Windows の以下のメニューを表示してから、アンインストールする Micro Focus 製品を選択してアンインストールします。
[スタート > コントロールパネル > プログラム > プログラムのアンインストール]
それぞれのコンポーネント名に対応するプログラムのアンインストール上の表示名は次の通りです。
製品を完全に削除するには、Micro Focus License Manager をアンインストールする必要があります。
さらに必須ソフトウェアも削除できます。 必須ソフトウェアの削除手順については、各ソフトウェア・ベンダのマニュアルを参照してください。
Enterprise Developer Eclipse for Windows の機能の中には、X Windows インストールを必要とするものがあるので、Micro Focus ViewNowX が製品に同梱されています。 インストールするには、Enterprise Developer インストールに含まれるファイル ViewNow_X_Server.exe を実行します。 このファイルは、デフォルトでは、C:\Program Files\Micro Focus\Enterprise Developer\ViewNowX フォルダにあります。
ViewNowX を使用するには、クライアント・マシンに Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x86) がインストールされている必要があります。 インストールされていない場合は、ViewNowX インストールにより、パッケージをダウンロードするためのリンクが表示されます。
詳細については、RDBMS ベンダのマニュアルを参照してください。
それには、コマンド・ラインで次のコマンドを実行します。
$COBDIR/src/oracle/set_cobopt_oracle COBOPT=$PWD/cobopt.ora export COBOPT
製品には、統合開発環境 Visual Studio 2010 および Eclipse を使用してアプリケーションを作成できる開発用の2個のライセンスが提供されています。
製品のライセンスを有効にするには、製品のインストール後、認証コード(Authorization Code)を使用して、次の手順を実行します。
認証コード(Authorization Code)は、16桁の英数字からなる文字列です。
これは、製品パッケージに同梱されている『ライセンス証書』に記載されています。
Visual Studio 2010 の場合は 『Product Detail: Enterprise Developer for VS 2010 』で始まる項に記載されているコードを使用します。
Eclipse の場合は 『Product Detail: Enterprise Developer for Eclipse 』で始まる項に記載されているコードを使用します。
[Micro Focus ライセンスシステムの管理]のダイアログ・ボックスが表示されます。
ライセンスのサイレントインストールをおこなう場合は、製品のインストール後に、以下のコマンドを実行してください。
install-dir\bin\cesadmintool -term activate 認証コードサイレントインストールのコマンド実行例
"C:\Program Files\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\CesAdminTool.exe" -term activate XXXE00DXXXDAXXX
ライセンス・ポリシーの内容または必要なライセンスの種類がわからない場合は、システム管理者または製品の購入元に連絡し、有効なライセンスを取得してください。
該当する製品ヘルプの『製品情報』のトピック『既知の問題点と制限事項』を参照してください。また、次の注意事項があります。
この問題を回避するには、リモートマシン上で TMPDIR 環境変数の設定がないか、または、Enterprise Developer Enterprise Developer Unix コンポーネント サーバー上と、デバッグされる実行プロセス内で、TMPDIR に同一の設定がされているかを確認してください。Enterprise Developer Enterprise Developer Unix コンポーネント は直接 $COBDIR/remotedev/startrdoserver で起動されるか、または間接的に $COBDIR/remotedev/startrdodaemon デーモンとして起動されます。
Enterprise Developer Enterprise Developer Unix コンポーネント サーバーで使用されている環境変数を確認する方法は次の通りです:
ご注意:Enterprise Developer Enterprise Developer Unix コンポーネント サーバで使用されている TMPDIR 環境変数の値は、Remote Shell 上では変更できません。 デーモンまたはサーバーの起動前に設定する必要があります。
この問題を回避するには、次の手順で構成ファイルを変更する必要があります。
set cobconfig_error_report=false
デフォルトの open コマンドが Net Express または Studio Enterprise Edition ツールと関連付けられている .dat のようなファイルを編集する場合や、Visual Studio の外部ツールのようなユーティリティを使う場合も同様のことが起きる可能性があります。
ユーティリティを外部ツールとして使う場合は、以下の方法で問題を回避することができます。
Set COBREG_PARSED= Call [PathToUtility] %1ここで、PathToUtility は Net Express または Studio Enterprise Edition ユーティリティのパスです。
この問題を回避するには、プロジェクト プロパティの[追加の指令]に対応する obj ファイルを追加するか、コマンドライン CBLLINK filename.cbl NMCNVRTI.OBJ(または CBLLINK filename.cbl NMCNVRTO.OBJ)でアプリケーションにリンクして使用します。
誤って [YES] をクリックした場合は、次の手順を実行して、パッケージのロードをもう一度有効にする必要があります。
devenv /ResetSkipPkgs
マシンをリブートすることにより問題は解決され、PATH が正しく設定されて、パッケージが見つかるようになります。
COBOLプログラム名が大文字として処理される場合、 IDE のインターフェースマッピングの機能 または imtkmake で自動生成される Java の テスト用クライアントが正しく動作しない不具合があります。
開発者が利用するテスト用のクライアントの生成内容の不具合であるため、本番環境で使用される JSP クライアントへの影響はありません。
また、COBOLプログラム名がすべて大文字として処理されない場合、例えば、すべて小文字の場合には、この不具合は発生しません。
16:06:52,396 INFO [ServerImpl] JBoss (Microcontainer) [5.1.0 (build: SVNTag=JBPAPP_5_1_0 date=201009150028)] Started in 59s:202ms
16:07:20,702 ERROR [[jsp]] Servlet.service() for servlet jsp threw exception
org.apache.jasper.JasperException: Cannot find any information on property 'sRV00001_P1_io' in a bean of type 'com.mypackage.SRV00001S.SRV00001SJspBean'
at org.apache.jasper.runtime.JspRuntimeLibrary.getReadMethod(JspRuntimeLibrary.java:839)
at org.apache.jasper.compiler.Generator$GenerateVisitor.visit(Generator.java:1117)
at org.apache.jasper.compiler.Node$GetProperty.accept(Node.java:1124)
at org.apache.jasper.compiler.Node$Nodes.visit(Node.java:2359)
at org.apache.jasper.compiler.Node$Visitor.visitBody(Node.java:2409)
at org.apache.jasper.compiler.Node$Visitor.visit(Node.java:2415)
at org.apache.jasper.compiler.Node$Root.accept(Node.java:495)
at org.apache.jasper.compiler.Node$Nodes.visit(Node.java:2359)
at org.apache.jasper.compiler.Generator.generate(Generator.java:3433)
at org.apache.jasper.compiler.Compiler.generateJava(Compiler.java:217)
at org.apache.jasper.compiler.Compiler.compile(Compiler.java:333)
at org.apache.jasper.compiler.Compiler.compile(Compiler.java:313)
at org.apache.jasper.compiler.Compiler.compile(Compiler.java:300)
at org.apache.jasper.JspCompilationContext.compile(JspCompilationContext.java:585)
at org.apache.jasper.servlet.JspServletWrapper.service(JspServletWrapper.java:312)
at org.apache.jasper.servlet.JspServlet.serviceJspFile(JspServlet.java:322)
at org.apache.jasper.servlet.JspServlet.service(JspServlet.java:249)
この不具合は、COBOLプログラムのエントリ名を構成する文字列の大文字・小文字の並びによって、内部で自動生成する JSPBean のプロパティ名とサーブレットで使用する set/get メソッド名の生成内容の大文字・小文字の整合性がとられなくなることに起因しています。
COBOLプログラム名がすべて大文字として処理されない場合、例えば、すべて小文字の場合や、先頭1文字のみが大文字である場合は、この不具合は発生しません。
具体例としては次の通りです。
ソースファイルに Program-id. を指定していないか、指定方法が次の例である場合
program-id. "CALC1".
program-id. CALC1.
program-id. Calc1. (デフォルトの設定 nopreservecase でビルドされる場合)
program-id. calc1. (デフォルトの設定 nopreservecase でビルドされる場合)
次の例のように Program-id. を指定している場合
program-id. "Calc1".
program-id. "calc1".
$set preservecase
program-id. Calc1.
$set preservecase
program-id. calc1.
一時的な回避策として、IDE のインターフェースマッピングの機能 または imtkmake 実行時、 マッピング時に作成されるサービス名.xmlファイル内のプログラム名、エントリ名をすべて小文字に修正する方法があります。 (以下は、IDE のインターフェースマッピングの機能 の場合ですが、imtkmake もこの手順に準じた方法となります。)
このファイルをテキストエディタで開き、プログラム名が記載されている operation タグのentryPoint、name の属性値を小文字に変更します。
例)
<service dataDictFilename="SRV00001.xml" implementation="java" name="srv00001s"
programName="srv00001" xmlns="http://xml.microfocus.com/schema/java/v2.0/mfjava.xsd"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://xml.microfocus.com/schema/java/v2.0/mfjava.xsd http://xml.microfocus.com/schema/java/v2.0/mfjava.xsd">
<operation entryPoint="srv00001" name="srv00001" transactionType="notSupported">
上記の方法は、生成される EJBのメソッド名が通常の方法と異なるため、COBOLサービスの単体テスト目的でのみ有効です。
Windows タスクバーから[スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Visual Enterprise Developer > ドキュメント(Visual Studio)]をクリックします。
[Enterprise > Micro Focus Enterprise Developer for Visual Studio 2010]
Windows タスクバーから[スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Enterprise Developer > ドキュメント(Eclipse)] をクリックします。
製品ヘルプの次のセクションは、リリース後に変更されています。
コンパイラ指令
コンパイラ指令 ILREF は .NET マネージ COBOL コードだけでなく JVM マネージ COBOL にも適用可能です。これにより現行のコンパイル処理単位に存在しない拡張メソッドおよび拡張演算子の定義が可能になります。
パラメータには、必要な拡張メソッドおよび拡張演算子を含む .class または .jar ファイル名を指定します。これにより、次の通り処理されます。
本ソフトウェアは、いかなる保証もなしに「現状有姿」で提供されます。Micro Focus は、市場性または特定の目的への適合性に関する保証を含む明示的または黙示的保証を一切否認します。Micro Focus またはそのサプライヤは、直接的、間接的、付随的、結果的、営業利益的、または特別な損害を含むいかなる損害に関して、たとえ事前にそのような損害の可能性を通知されていたとしても、一切の責任を負わないものとします。一部の州では、結果的または付随的な損害の責任の除外または制限を許可していないため、上述の制限が適用されない可能性があります。
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