Net Express 5.1

WrapPack 5 Readme Document

Micro Focus製品登録ユーザ様 各位、

2010年 9月 30日
マイクロフォーカス 技術部

（このメールは、Micro Focusソフトウェア製品の保守サービス登録ユーザ 様で、E-mailアドレスをご登録いただいているお客様を対象に自動送信さ せて頂いております。）

件名: Micro Focus Net Express の新 WrapPack 提供のご案内

毎々弊社製品をご利用くださいまして誠にありがとうございます。 ソフトウェア製品のアップデートに関してご連絡申し上げますので、Net Express製品をご利用のお客様はご一読ください。Net Express 製品をご 利用でないお客様は恐れ入りますがこのメールは廃棄してくださいます ようお願い申し上げます。

Net Expressのリリースアップについては、随時弊社Webサイト http://www.amc.rocketsoftware.co.jp/support/fixpacks.asp にてご案内しております。このたび、09/30 (木) より以下の新 WrapPack が ダウンロード開始になります。

• Micro Focus Net Express 5.1 WrapPack 5 (5.105.0076)
• Micro Focus Server 5.1 WrapPack 5 (5.105.0076)

Net Express 5.1 J 製品の保守サービス期間内のお客様は、無償でアップデートをダウンロードできますのでご利用下さい。

障害改修の内容

#11528:
apptrack で stats を指定しても無視する改修

#12644:
.NET 環境で組み込み関数 ABS の引数が 3バイト以下の場合例外が発生する

#12651:
レコード記述に OCCURS DEPENDING ON があるとOPEN時に実行時エラー 163 が発生する

#12682:
.NET環境で ORACLE RAW データ型のホスト変数を正しく生成されない

#12746:
FaultFinder設定時に unknown software exceptionダイアログが発生する

#12914:
.NET環境で function integer 同士の演算結果が不正

#12956:
DIVIDE REMINDER を含むソースを64ビット環境でコンパイルするとmalformed LX sequence lx_ixのエラー

#13201:
64ビット環境でMFCODESET設定時に「DBCS.E2J Not Found」エラー

#13341:
.NET環境でGOBACKが続くENTRY文のあるプログラムの動作がPERFORM-TYPE(RM)指定時に不正になる

#13476:
PIC Nの変数にANSI変換された文字列のセットを可能にする改修（SQL指令 MAPN2Cの追加）

新機能・変更

J2EE のサポートに関する変更

以下のアプリケーションサーバーのサポートの追加

• JBOSS 5

WrapPack適用の影響

1. WrapPack適用前に開発された COBOLプログラムはソース・バイナリ ともに基本的な互換性があります。
2. コンパイルされたアプリケーションは、WrapPack適用後の環境下で動作します。ただし、障害改修や性能改善がなされていますので再コンパイルをお薦めします。
3. COBOLデータファイルはそのまま利用可能です。
4. WrapPack の適用によって、Enterprise Serverリポジトリの内容が失われることがあります。 Enterprise Serverを使用している場合、WrapPack をインストールする前に、管理コンソールの「保存」メニューを使用して現在の構成をバックアップしておいてください。

インストールの手順

Net Express 5.1 J をインストール済みの方

NXP3251050076.msp を適用してください。

Micro Focus Server for COBOL 5.1 J をインストール済みの方

SRP3251050076.msp を適用してください。

Micro Focus Server for SOA 5.1 J をインストール済みの方

SRP3251050076.msp を適用してください。

インストール上の注意・補足

• WrapPackをインストールを実行する前の確認事項
  • 適用対象の製品が起動されていないことを確認してください。

  • Micro Focus の .NET ヘルプが開いていないことを確認してください。

  • 以前のWrapPack の Eclipse AddPack がインストールされている場合は、Windowsのメニューの[プログラムの追加と削除]でアンインストールしてください。

• 自動インストールのコマンドライン
  WrapPack を自動インストールする場合（さらにログファイルを作成する場合）は、次のコマンドを実行してください:

  start /wait msiexec.exe /update WrapPack.msp /qn /l*vx patchinstall.log
  

補足情報

• 新規オペレーションの既存のサービスへの追加
• ディプロイしたサービスの削除
• FaultFinder 構成
• ソート処理の最適化

• 新規オペレーションの既存のサービスへの追加

  mfdepinst ユーティリティ(Enterprise Server にサービスをインストールするために使われます。)は、 既存のサービスに新規作成したオペレーションを追加できるよう機能拡張されています。 この機能を有効にするには、deployment ディレクトリの .mfdeploy ファイルを開き、UPDATE_MODE=add を追加してください。

  この機能が有効になっている場合、mfdepinst はパッケージが既存の名前空間を指定しているのをみつけて、定義されていないオペレーションの追加のみをおこないます。もしそのサービスのパッケージが定義されていない場合も、オペレーションの追加をおこない、そうでない場合は、既存の定義が使用されます。

• ディプロイしたサービスの削除

  mfpackage コマンドは、ディプロイしたサービスをEnterprise Server のディレクトリから削除するために使うことができます。 このコマンドにサービス名前空間全体ではなく、単一のサービスを削除するオプションが追加されました。 １個のオペレーションを削除するには、そのオペレーションの名前を追加指定します。 区切り文字を付けて、あるいは区切り文字なしのオペレーションの名前、または、サービス名全体の指定が可能です。

  例：

  mfpackage undeploy http://tempuri.org/service operation 
  mfpackage undeploy http://tempuri.org/service #operation 
  mfpackage undeploy http://tempuri.org/service http://tempuri.org/service#operation 
  

• FaultFinder 構成

  FaultFinder 構成の詳細で、次のコマンドを使用して、出力ログファイルを指定できます。

  set faultfind_outfile="fault%p.log"

  このとき 以下を示します。

  • fault - 任意に選択した名前
  • %p - フォルト処理プロセスのプロセス ID
  • .log - 任意に選択したもうひとつの名前

  次のオプションが追加されました。

  • %d - フォルトの日付 <yyyymmdd>
  • %t - フォルトの時刻 <hhmmss>

  たとえば、FaultFinder が以下のように設定され、プロセス 12345 が 2007 年 1 月 12 日 11:26:53 にクラッシュすると、

  set faultfind_outfile=flt.%d.%t.%p.log', 

  作成されるログファイル名は、flt.20070112.112653.12345.log となります。

  その他の FaultFinder 構成の詳細については、[リファレンス]-[FaultFinder]-[FaultFinder] を参照してください。

  1060198

• ソート処理の最適化

  ラージファイル（通常、1GB以上）をソートする際、SORTSPACEで最適化を行うことができます。 これは SORTSCHEME=1 を指定すると、有効になります。SORTSCHEME を SORTSPACE とあわせて使用することによって、パフォーマンスが向上します。

  通常 SORTSPACE を増やすと、全体的なソートパフォーマンスが向上します。1GB以上のファイルのソートの際、SORTSCHEME を使うと、さらに、ソートパフォーマンスが向上します。

  考慮事項:

  • ソートの対象となるファイルの合計サイズが1GBを超える場合に、SORTSCHEME を設定する。
  • SORTSCHEME を設定する場合、レコードサイズからキーサイズを引いたサイズを考慮する。 キーサイズで SORTSCHEME の効果をあげるには、以下の SORTSPACE レベルを最小の設定とする

    SORTSPACE / SORTSCHEME の設定:

    • 1Mb またはそれ以上 - キー以外で 5K までのレコード
    • 4Mb またはそれ以上 - キー以外で 12K のレコード
    • 8Mb またはそれ以上 - キー以外で 28K のレコード
    • 16Mb またはそれ以上 - キー以外で 62K のレコード

      非常に大きいソート処理の場合、より大きい SORTSPACE が必要である場合があります。

  注意：SORTSPACE により大きい値を設定すると、より大きい一時ファイルスペースが使用される場合があります。

  実行中のソートの SORTSPACE の値が小さすぎると、実行時エラー 220 が発生することがあります。 この場合、SORTSPACE の値を大きくするか、SORTSCHEME が設定されていたら、SORTSCHEME=0 に設定してください。

  542074 9439 9853

既知の不具合・制限

• Interface Mapping Toolkit で、マッピング参照を含むインターフェイスフィールドを削除すると、エラーが発生します。サービスは妥当性検査で失敗してディプロイできません。この不具合を回避するには、プロジェクトを一度クローズして再度開いてください。これにより妥当性検査が通ります。この不具合が最初から起きないようにするには、インターフェイスフィールドを削除する前に、フィールドのマッピングを削除してください。

• Windows 7 上で、WrapPack をアンインストールする際の不具合を回避するには、以下のサービスをアンインストール実行前に、停止してください。
  • EnterpriseLink Loader Services
  • Micro Focus Audit Manager
  • Micro Focus XDB Services

• Windows Server 2008 上で、Net Express 5.1 製品に WrapPack が適用されている場合、この WrapPack をアンインストールしようとすると、エラー 1306 が発生する場合があります。この不具合を回避するには、アンインストール実行前、もしくはエラーが発生した際に、以下のサービスを停止してください。
  • EnterpriseLink Loader Services
  • Micro Focus XDB Services

• XA トランザクションサポートは WebSphere 6.1 ＋ EJB 3.0 Feature Pack の使用では提供されていません。

• このリリースでは、XA トランザクションサポートは JBoss 5 で使用可能ではありません。次期 HotFix でのサポートが予定されています。 JBoss 5 の非トランザクションおよびローカル トランザクション リソースアダプタは正常に動作し、使用可能です。

Micro Focus and Net Express are registered trademarks, and WrapPack are trademarks of Micro Focus International Ltd.

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