HCOSS の標準ツール・セットを使用して、DB2 データベースをメインフレームから Windows で稼動する SQL Server データベースに移行します。
基本的なプロセスは次のようになります。
- 必須のサードパーティ・ソフトウェアをすべてインストールします。詳細は、Database Access トピックを参照してください。
- Microsoft OLE DB Provider Data Access Tool を使用して、メインフレーム DB2 への接続に必要な次のような情報を収集します。
- メインフレーム・ログイン資格情報
- DB2 の場所のネットワーク・アドレスとポート
- 初期カタログや収集などの OLE DB プロバイダ・パラメータ
注：メインフレームのデータベース管理者は、Microsoft OLE DB Provider がメインフレームの集合にパッケージを作成できるようにメインフレームの権限を設定する必要があります。HCOSS を使用するときメインフレームに接続するユーザには、この集合へのアクセス権限が必要です。
- OLE DB Provider に付属する Data Access ツールを実行し、ツールを使用して次を実行します。
- プロバイダにより要求されるメインフレーム・パッケージを作成します。
- メインフレームに接続する新しいデータ・ソースを作成します。
- 接続をテストします。
- プロバイダが使用するパッケージを作成します。
- サンプルのクエリを実行します。
- Microsoft SQL Server SQL Server Management Studio を使用して宛先 SQL Server データベースを作成します。
- Manage Connections ツールを使用して SQL Server データベースへの接続を作成します。
- Extract Schema ツールを使用して、メインフレーム DB2 データベースからローカルまたは共有のディレクトリに DB2 スキーマを抽出します。
- オプションとして、Extract Schema ツールによって作成したスキーマ抽出ファイルで情報を表示、編集することにより、データ移行を評価します。
- Define Lists ツールを使用して、SQL Server データベースに移行する抽出済み DB2 スキーマ・オブジェクトのリストを定義します。
- Generate DDL ツールを使用して、新しい SQL Server データベースに DB2 スキーマ・オブジェクトを作成するための SQL スクリプトを作成します。
- Transfer Data ツールを使用して、DB2 データベースから選択したスキーマ・オブジェクトを SQL Server データベースに入力します。
- Compare Data ツールを使用して、転送されたデータの結果を検証します。