IMS 対応エンタープライズ・サーバーの管理

この章では、Enterprise Server Monitor and Control を使用して、MSS 対応エンタープライズ・サーバーで IMS アプリケーションを実行する方法について説明します。

ESMAC

Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) を使用して、IMS アプリケーションを実行および監視できます。また、エンタープライズ・サーバーの『構成と管理』ESMAC 使用によるサーバの管理 の章でグループ化されているヘルプ・トピックで説明するすべての機能も使用できます。この章を読む前に、その章と関連するヘルプ・トピックの内容を把握しておく必要があります。CICS アプリケーションを実行するためのリソースの管理については、CICS 対応エンタープライズ・サーバーの管理を参照してください。

外観

最初に IMS 対応エンタープライズ・サーバーの ESMAC を表示すると、図 18-1 に示すように、[Server Information] ページが表示されます。

IMS の ESMAC の [Server Information] ページ

図 18-1:IMS の ESMAC の [Server Information] ページ

IMS 対応エンタープライズ・サーバーで ESMAC を実行する場合、ESMAC を使用してさまざまな管理機能を実行できます。エンタープライズ・サーバー内では IMS と CICS のサポートが統合されるため、これらの管理機能の大部分については、CICS 対応エンタープライズ・サーバーの管理の章で説明されています。さらに、一時 MPR の説明に従い、ESMAC を使用して一時 MPR を作成できます。

一時 MPR

永続的なメッセージ処理リージョンを定義する場合と同様に、『IMS 対応エンタープライズ・サーバーの設定』リソース・グループへのメッセージ処理リージョンの追加の章の説明に従い、エンタープライズ・サーバーを停止するまでに限り存在する一時メッセージ処理リージョンを定義できます。

一時 MPR を起動するには、次の操作を行います。

  1. ESMAC メニューの [Resources] のドロップダウン・リストで [IMS] を選択します。
  2. ESMAC メニューの [Resources] で [Control] をクリックします。

    MPR を起動し、IMS TM メッセージ・キューの内部診断ビューを作成するための IMS の [Control] ページが表示されます。

  3. [MPR Classes] フィールドに、この MPR を実行可能にするメッセージ・クラスのリストを入力します。
  4. デバッグするトランザクションの MPR を定義する場合、[Debug] をチェックします。
  5. [Start] をクリックします。

    MPR がすぐに起動し、エンタープライズ・サーバーが停止するまで続きます。

すべての SEP と同様に、定義した MPR とそのステータスが ESMAC の [SEPs] ページに表示されます。これを表示するには、ESMAC メニューの左上部付近にある [SEPs] をクリックします。[IMS MPR] セクションに MPR が表示されます。


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