ランタイム・エラーのコア・ダンプの生成

デフォルトでは、エンタープライズ・サーバはランタイム・エラーのコア・ダンプを作成しません。例えば、デフォルトでは、オペレーティング・システムがアプリケーションによって引き起こされたメモリ・アクセス違反を検出した場合、コア・ダンプは生成されません。ユーザは、これらの状況でコア・ダンプを生成するようにシステムを設定する必要があります。

コア・ダンプを生成したら、そのコア・ダンプをデバッグしてエラーの原因を特定することができます。

注:
  • この機能は、Windows および AIX オペレーティング・システムでのみ使用できます。
  • この機能はメモリ破損の問題を識別しません。この機能を使用して識別できるのは、アプリケーションの問題のみです。

ランタイム・エラーのコア・ダンプを作成するようにシステムを設定するには、ランタイム調整可能変数構成ファイルを作成し、そのファイルの詳細をエンタープライズ・サーバのリージョンに追加する必要があります。

図 1. ランタイム・エラーに対するエンタープライズ・サーバ・コア・ダンプの設定
ランタイム・エラーに対するエンタープライズ・サーバ・コア・ダンプの設定