Mainframe Subsystem Support (MSS) は、Windows と UNIX の各プラットフォームで CICS トランザクション・プログラムの実行環境を提供する Enterprise Server の機能です。この実行環境では、z/OS プラットフォームからの移行プログラムまたは Enterprise Server MSS 環境専用に開発されたまったく新しいアプリケーションを実行できます。
Mainframe Access は z/OS 上で動作し、ミドルウェアとして機能することにより、ES/MSS システムと z/OS CICS システムの間を透過的に接続し、それらのシステムの間で、トランザクション・ルーティング、関数シッピング、分散プログラム・リンク、分散トランザクション処理など、フル機能を装備したピア ISC 通信を実現します。MFA サーバの構成要素により MSS と CICS の間に関係が作成され、MFA サーバが MSS の TCP/IP ベースのプロトコルと CICS の LU6.2 ベースの ISC プロトコルの間の変換を実行できるようになります。
このセクションでは、ES/MSS サポート向けに Mainframe Access サーバをカスタマイズする手順を段階的に説明します。このセクションを使用して、カスタマイズを完了してください。