高度な構成アクティビティ

Mainframe Access は、さまざまな Micro Focus クライアント製品をサポートする汎用サーバーです。Quick Configuration プロセスを完了することにより、Mainframe Access サーバーの大量の機能が有効になり、ほとんどのアクセス要求は処理されます。このセクションでは、Mainframe Access サーバーの他のさまざまな機能を有効にするために必要なカスタマイズ (クイック構成以外) について説明します。

次の表に、機能ごとに必要な更新をまとめます。この表を使用することで、特定の機能の正しい構成アクティビティを選択できます。

機能 カスタマイズ
監査ログ 『監査ログ データ セットの割り当ておよび初期化』を参照して、データ セットを準備します。次に『Mainframe Access パラメーターの編集』を参照して、監査ログ パラメーターを AUDIT LOG=YES に更新します。
アクセス リスト 『アクセス リスト定義の編集』を参照して、IP アドレスおよびアドレス範囲を定義します。次に『Mainframe Access パラメーターの編集』を参照して、アクセス リスト チェック パラメーターを ACCESS LIST CHECK=YES に更新します。
CICS オプション クライアントは、ファイル アクセス、リモート プログラム実行、トランザクション実行などを実行するために、CICS オプションを使用して z/OS CICS サーバーと対話できます。この機能のサポートを有効にするには、MCO FEATURE=YES および MCOLINK_MAXTASKS=2 を設定します。この機能をサポートするタスクの数は、将来、使用状況に合わせて増やすことができます。

この機能のセットアップを完了するには、クライアントおよび z/OS CICS サーバーをカスタマイズする必要があります。

Remote IMS オプション クライアントは、Remote IMS オプションを使用して、z/OS IMS サーバーによって処理される DL/I 呼び出しを実行できます。この機能のサポートを有効にするには、REMOTE IMS FEATURE=YES および IMSLINK_MAXTASKS=2 を設定します。この機能をサポートするタスクの数は、将来、使用状況に合わせて増やすことができます。

この機能のセットアップを完了するには、クライアントおよび z/OS IMS サーバーをカスタマイズする必要があります。また、ターゲット z/OS IMS サーバーに Remote IMS サーバー ソフトウェアをインストールして、IMS サーバーとの APPC/MVS 通信を有効にする必要があります。Remote IMS サーバーの機械可読インストール資料はすべて、<hlq>.RIMS データ セットにあります。

List DB2 Mainframe Access の List DB2 機能は、Mainframe Access サーバーが動作している z/OS システムでアクティブな z/OS DB2 サーバーおよび IMS サーバーを動的に識別します。サーバー情報のサマリーは、Web 管理インターフェイスで表示できます。この情報は、Mainframe Access のサーバーおよびクライアントにこれらのシステムを定義する際に役に立ちます。この機能のサポートを有効にするには、LIST DB2=YES を設定します。
Data Connect Quick Configuration により Mainframe Access Data Connect サーバーは SAF セキュリティ チェック有効でインストールされ、メインフレーム ファイル名マッピングに合わせて PC を特別にカスタマイズする必要はありません。この基本セットアップを変更する必要がある場合は、付録『Data Connect』を参照してください。
Enterprise Server/Mainframe Subsystem Support Enterprise Server/Mainframe Subsystem Support (ES/MSS) を使用することにより、Mainframe Access サーバーは、z/OS CICS から CICS ISC リクエストを受信し、それを ES/MSS サーバーにルーティングして実行させることができます。ES/MSS のサポートと CICS オプションのサポートを組み合わせることで、ES/MSS と z/OS CICS の間に双方向 ISC 接続が作成されます。

この機能のセットアップを完了するには、ES/MSS サーバーおよび z/OS CICS サーバーをカスタマイズする必要があります。これらのカスタマイズに関するヘルプは、Enterprise Server マニュアルおよび IBM z/OS CICS 出版物を参照してください。

ChangeMan インターフェイス Mainframe Access の Source Connect 機能を ChangeMan と組み合わせることで、クライアントから ChangeMan マネージ ファイルにアクセスできるようになります。詳細については、付録『External Library Management Systems』『ChangeMan ZMF』セクションを参照してください。
Panvalet インターフェイス Mainframe Access の Source Connect 機能を Panvalet と組み合わせることで、クライアントから Panvalet マネージ ファイルにアクセスできるようになります。詳細については、付録『External Library Management Systems』『Panvalet』セクションを参照してください。
Librarian インターフェイス Mainframe Access の Source Connect 機能を Librarian と組み合わせることで、クライアントから Librarian マネージ ファイルにアクセスできるようになります。詳細については、付録『External Library Management Systems』『Librarian』セクションを参照してください。
Endevor インターフェイス Mainframe Access の Source Connect 機能を Endevor と組み合わせることで、クライアントから Endevor マネージ ファイルにアクセスできるようになります。詳細については、付録『External Library Management Systems』『Endevor』セクションを参照してください。
注:

これまでのカスタマイズのサマリーで述べたように、Mainframe Access と連携させる外部のサーバーとクライアントも準備する必要があります。