CICS アプリケーションのための iFileshare の構成

シングル モードの場合または高可用性グループとして機能させる場合に、 CICS リージョンを使用するよう iFileshare を構成する方法には、次の 2 つがあります。別個の Enterprise サーバー リージョン上のサーバーに接続するよう CICS リージョンを構成する方法と、CICS アプリケーションと同じリージョン内に存在するよう iFileshare を構成する方法です。

外部 iFileshare サーバーへのアクセスを構成するには

外部 iFileshare サーバー上にあるファイルを使用するよう、CICS アプリケーションを構成するには、次のように構成する必要があります。

  • 次の方法で、アクセスする必要がある各ファイルの FCT 詳細で Fileshare サーバーを指定します。

    ヒント:[Start Open] が選択されている場合は、ファイルが開かれた後に iFSView から [files get] オプションを使用して、構成が正しいことを表示できます。[files get] をクリックすると、FCT 内の構成されたファイルが表示されます。
  • 次に、SIT を編集して有効な CICS ユーザーを指定し、必ず [Integrated] フィールドを選択解除します (これは、iFileshare が CICS リージョンの一部である場合に使用される)。

iFileshare サーバーが既に正しく構成されている場合は、このリージョンを開始するだけで構成は完了となります。

CICS リージョンの一部である iFileshare サーバーへのアクセスを構成するには

CICS アプリケーションを、同一 CICS リージョンの一部でもある iFileshare サーバー上にあるファイルを使用するよう構成するには、次の詳細が設定されていることを確認する必要があります。

  • iFileshare を介して使用する予定の各ファイルの FCT 詳細で、[Backward Recovery] または [Forward Recovery] オプションのいずれかまたは両方が選択されていることを確認します。

  • ES_HA_VSAM 環境変数を通常の方法で構成します。次に例を示します。

重要:高可用性グループを構成してある場合は、フェイルオーバ時に CICS 処理を続行できるよう、グループ内の各サーバーの CICS 構成が同一である必要があります。