移行準備のために使用される HCOSS ツールは、スキーマ抽出ファイルと呼ばれるデータに依存します。このファイルには、移行するデータベース スキーマに関する、DB2 システム カタログから抽出されたメタデータが含まれます。DB2 データベースから SQL Server データベースへの移行準備の最初のステップとして、Extract Schema ツールを使用してこのファイルを作成します。このツールは、HCOSS ユーザー インターフェイスから、または MFExtractSchemaInfo コマンドを使用してコマンド ラインから実行することができます。
| オブジェクト タイプ | DB2 システム カタログ テーブル | 
|---|---|
| テーブル、エイリアス、同義語、列、シーケンス | 
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| 索引 | 
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| ルーチン、パラメーター | 
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| 制約 (リレーショナル、チェック、キー) | 
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| ビュー | 
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スキーマ抽出ファイルを作成したら、Schema Extract ツールを使用して、そのファイルを変更、エクスポート、インポートできます。エクスポートおよびインポート機能では、複数のユーザーとスキーマ抽出ファイルを共有したり、移行に関する問題をトラブルシューティングする際に、Micro Focus SupportLine に提供したりできます。
Extract Schema による処理中のカタログおよびメインフレームへのアクセスに関して、2 種類のセキュリティ実装方法を用意しています。
HCOSS は、生成されたスキーマ抽出ファイルを、データベース移行処理の次のステップ (移行する特定のテーブルおよびビューのリストの定義) で使用します。