アプリケーションとプロセスの最新化

業界標準の開発プラクティスへの準拠

多くのソース コード管理システムおよび Agile ツールを Eclipse IDE に統合できます。

また、継続的インテグレーションの使用を検討する必要もあり、この場合、ソース コードに変更が発生した後のアプリケーションの自動的なビルドおよびテストが必要となります。この方法では、開発ライフ サイクルにおいて早期にエラーが捕捉され、大幅な効率の向上およびコストの削減を実現できます。

マルチユーザー アプリケーション

Enterprise Developer には、元々は単一のユーザー用に設計された COBOL コードに基づくアプリケーションを複数のユーザーが同時に使用できるようにする Run Unit API が含まれています。

Web ベース アプリケーションの開発

Enterprise Developer を使用して既存のコア アプリケーションを Web サービスとしてサービス指向アーキテクチャに移行し、Micro Focus COBOL Server および Enterprise Server を使用してそれらをディプロイできるので、Web 上で呼び出される COBOL ベースのソフトウェア コンポーネントを開発することができます。

JVM アプリケーションの開発

新規および既存の COBOL を JVM COBOL マネージ コードとしてコンパイルできます。これにより、次のことが可能になります。

  • Java 仮想マシンで既存の COBOL ビジネス ロジックおよびデータ アクセスを再利用する
  • COBOL アプリケーションから Java のクラスおよび機能にアクセスする
  • COBOL および Java コードを含む複合アプリケーションを作成および拡張する
  • Open ESQL アプリケーションを再利用および拡張する

JVM では、手続き型 COBOL とオブジェクト指向 (OO) COBOL の両方がサポートされます。オブジェクト指向 COBOL のクラスは、Java で記述されたクラスを継承できます。また、逆方向の継承も可能です。

マネージ COBOL 構文には、Java 機能をサポートする COBOL 言語の拡張機能が多数含まれています。たとえば、TRY ...CATCH 構文により、COBOL で例外処理を実行できます。

また、マネージ COBOL を Java と統合できるようにする指令もあります。たとえば、ILSMARTLINKAGE 指令を使用してコンパイルすることで、COBOL の連絡節およびエントリ ポイントを他のマネージ言語に公開できます。