高可用性グループの環境変数の構成

iFileshare 高可用性グループ内の各サーバーを構成して、ES_HA_VSAM 環境変数で同じ値が使用されるようにする必要があります。

ES_HA_VSAM=<status>;<APPLID1-info>[;<APPLID2-info>;<APPLID3-info>...]

詳細は次のとおりです。

<status>
iFileshare 構成のタイプ。値は、次のいずれかになります。
N
iFileshare 構成は有効になりません。
S
単一 iFileshare モードが有効になります (高可用性オプションは有効になりません)。
Y
iFileshare (高可用性) が有効になります。
T
iFileshare (高可用性) と ISC トレースが有効になります。
<APPLID1-info>
iFileshare グループのプライマリ サーバーの詳細 (ステータス オプションが Y と T の場合のみ該当)。
<region-name>,<host-name or protocol>,<ISC-port>,<mfds-port>
詳細は次のとおりです。
<region-name>
リージョンの名前。
<host-name or protocol>
リージョンのホスト名またはプロトコル。
プロトコルが TCP/IP の場合は、ホスト名、つまり、IP アドレス、ローカルホスト、またはサーバー名 (たとえば、nwb-svr1) を指定します。プロトコルが共有メモリの場合は (Windows のみ)、ccism を指定します。
<ISC-port>
リージョンのための動的に生成された ISC リスナーをホストするポート。このポートは空いている必要があります。
ISC リンクが手動で構成されている場合は、このエントリはオプションとなります。セミコロンを使用してノード構成を終了するかカンマの間のテキストを省略することで、エントリを省略します。共有メモリを使用している場合は、このオプションは省略する必要があります。
<mfds-port>
リージョンのために MFDS が実行されているポート。このデフォルトは 86 です。
ISC リンクが手動で構成されており、MFDS がデフォルト ポート (86) で実行されている場合は、このエントリはオプションとなります。セミコロンを使用してノード構成を終了するかカンマの間のテキストを省略することで、エントリを省略します。ISC リンクを手動で構成してある場合でも、MFDS がデフォルト ポートでホストされていない場合は、必ずそれを指定する必要があります。
<APPLIDx-info>
iFileshare 高可用性グループ内のスタンバイ サーバーの詳細 (ステータス オプションが Y と T の場合のみ該当)。
ヒント: スタンバイ サーバーを指定する順序は、自動フェールオーバー時にプライマリ サーバー ステータスに昇格されるサーバーを決定する条件の一部です。
<region-name>,<host-name>,<ISC-port>,<mfds-port>
詳細は次のとおりです。
<region-name>
リージョンの名前。
<host-name>
リージョンのホスト名。
<ISC-port>
前と同様。
<mfds-port>
前と同様。

例:

次の変数には、グループ内の各サーバーで同じ値を設定する必要があり、これは 1 つのプライマリ サーバー (Prim-1) および 2 つのスタンバイ サーバー (Stand-1 および Stand-2) の iFileshare グループを作成して、TCP/IP を使用するよう次のように構成されます。

次の変数には、グループ内の各サーバーで同じ値を設定する必要があり、これは 1 つのプライマリ サーバー (Prim-1) および 2 つのスタンバイ サーバー (Stand-1 と Stand-2) の iFileshare グループを作成して、SMEM を使用して ISC トレースを有効にするよう次のように構成されます。