DISPLAY 文は、指定されたデータ項目のデータをCRT画面のような適切なハードウエア装置に転送させる。
 
DISPLAY文はまた、プログラムからCRTまたはビデオ端末画面上の静止型定形画面にデータを転送して表示させる。表示されたその画面を、入力画面とすることができる。
 
 
 
 
この制限は無視してよい。
 
使用可能なそれ以外の機能名はすべて、CONSOLEに等しいものとして扱われ、各作用対象は、指定された順番に操作卓装置に転送される。表示されるデータの全体の大きさは、各作用対象の大きさの和に等しい。表示は現在カーソルが位置している所から開始され、必要があれば、以降の行に繰り越される。 
 
以前のリリースでは、最後の作用対象に続く空白は表示されなかった。
 
画面記述句に指定できるオプションの他に、WITH指定にはいくつかのオプションが加えられている。SPACE-FILL, ZERO-FILL, LEFT-JUSTIFY, RIGHT-JUSTIFY, TRAILING-SIGN, UPDATEである。ZERO-FILLには2つの用法があるため、このリストにも画面記述句にも現れている。2番目の用法については、この章で後述する。
 
自由方式で、数字および数字編集の画面項目に、データを入力できるようにする構成オプションがある。COBOLでは、非編集数字データ項目は、内部形式でデータを保持することを目的としたものである。自由方式を用いると、このようなデータ項目を画面上に表示できる。 詳細は、ユーザーインターフェイスに関するCOBOL システムのマニュアルを参照。自由方式がとられているときは、データは自動的に下記のように編集されて表示される。
 
SPACE-FILL、ZERO-FILL、LEFT-JUSTIFY、RIGHT-JUSTIFY および TRAILING-SIGNの各オプションは、上記の形式を補正する。