Enterprise Developer には、ローカル プロジェクトおよびリモート プロジェクトのデバッグに役立つ強力なツールがいくつか用意されています。また、プロジェクトの一部でない単一ファイルのデバッグもサポートされています。ここでは、アプリケーションを準備してデバッグする方法の概要について説明します。
プロジェクトのあるアプリケーションのデバッグ
- 現在アクティブなビルド構成で、デバッグ用にプロジェクトをコンパイルしていることを確認します。「デバッグ用にコンパイル」を参照してください。
- ソース コードをコンパイルします。デフォルトでは、プロジェクトを変更すると、Eclipse によってプロジェクトが自動的にコンパイルされます。
[Project > Build Automatically] がオフになっている場合は、コンパイルするには [Project > Build Project] をクリックします。
- [] をクリックして、デバッグ構成を選択または作成します。使用できる COBOL デバッグ構成のタイプは、デバッグ セッションのタイプごとに異なります。デバッグ セッションでは、各タイプの構成は異なるオプションを提供し、異なる仕様を必要とします。ビルド構成同様、複数のデバッグ構成を設定し、そのデバッグ構成を入れ替えることができます。これらの設定は、プロジェクトのランタイム設定をオーバーライドします。
- [Debug] をクリックします。
Eclipse で [Debug] パースペクティブが開き、容易なデバッグが可能なビューを表示できます。
- [Run] メニューのオプションを使用して、プログラムのステップ実行、ブレークポイントでの停止、データ項目値の問い合わせなどを行います。
デバッグ時に使用できるコマンドおよび機能のヒントについては、「Eclipse のデバッグの機能および手法」を参照してください。
- デバッグを停止するには、[Run > Terminate] をクリックします。
- [Debug] パースペクティブから [Team Developer] パースペクティブに戻るには、Eclipse ウィンドウの右上にある [Team Developer] をクリックします。
単一ファイルのデバッグ
IDE を使用して、プロジェクトのない単一のネイティブ COBOL プログラムをデバッグできます。ファイルをエディターで開いておく必要があります。これは JVM COBOL ファイルには適用されません。
単一ファイルをデバッグするには、次の手順を実行します。
- ファイルがコンパイルされていることを確認します。必要に応じて、エディター内を右クリックし、[Compile] をクリックしてプログラムの実行可能ファイルを生成します。
- エディターでファイルを右クリックし、[Debug As > COBOL Application] をクリックします。
デバッグが開始され、IDE が [Debug] パースペクティブに切り替わります。
- プログラムを通常の方法で 1 ステップずつ実行します。