Micro Focus Server Express™

デバッギングハンドブック

Micro Focus™

第 3a 版
2000 年 11 月

Micro Focus は、このマニュアルの内容が公正かつ正確であるよう万全を期しておりますが、このマニュアルの内容は予告なしに随時変更されることがあります。

このマニュアルに述べられているソフトウェアはライセンスに基づいて提供され、その使用および複写は、ライセンス契約に基づいてのみ許可されます。特に、Micro Focus 社製品のいかなる用途への適合性も明示的に本契約から除外されており、Micro Focus はいかなる必然的損害に対しても一切責任を負いません。

Micro Focus™、Object COBOL™、および Server Express™ は Micro Focus の商標であり、Animator® および Micro Focus® は同社の登録商標です。

UNIX® は米国 X/Open Company Limited の登録商標です。

序文

本書では Server Express のデバッグツール、Animator について説明します。Animator を使用してアプリケーションをデバッグする方法を示す具体例も紹介しています。

対象読者

本書を十分に活用するには、COBOL 言語、および使用しているオペレーティングシステムに通じている必要があります。他のマニュアル群に進む前に、Server Express システム付属の 『入門書』 に必ず目を通し、『Server Express ユーザガイド』 で説明されている COBOL アプリケーションの開発サイクルをしっかりと把握してください。さらに、『Utilities Handbook』 にも目を通してください。同マニュアルには、Server Express の開発環境で Animator を使用する方法が説明されています。

命名規則

本書で言及する「UNIX」とは、特に明記しない限り、SVR3 (UNIX System V Release 3.0) 以降の SVID (System V Interface Definition) に準拠する全オペレーティングシステムを意味します。

表記規則

本文では、次の表記規則を使用しています。

Enter は Enter キーを押す操作、またはその操作によって入力される改行コードを表します。ただし、コマンド例では行末で必ず Enter キーを押すことになるため、Enter キーの表記は自明と見なして省略しています。

コマンド行

コマンド行の表記規則は次のとおりです。

斜体－ユーザが適切な名前や値に置き換えて入力する部分です。
標準書体－記述されているとおりに入力する部分です。大文字と小文字も、記述どおりに区別して入力する必要があります。
角かっこ ([ ]) －このかっこで囲まれた項目はオプションであり、省略可能です。
省略記号 (...) －角かっこ ([ ]) または大かっこ ({ }) の直後に使用され、かっこ内の項目の繰り返しを意味します。繰り返しの回数は、特に指定されていない限り任意です。角かっこの直後に省略記号が使用されている箇所では、かっこ内の項目の指定自体を省略しても構いません。
ページの幅に収まらない長いコマンド行は 2 行以上にわけて記載されます。そのようなコマンド行の 2 行目以降には、先頭にインデントが挿入されています。
コマンド行の入力例と構文は、すべて Bourne シェル用です。他のシェルで使用する場合には、UNIX のマニュアルを参考にして構文の変更などを行ってください。

注

Micro Focus ソフトウェアのコマンド行インターフェイス (CUI) では、各メニューに [F1=Help] 項目が表示されます。この項目を選択すると、表示中のメニューに関するオンライン画面が表示されます。本書の文中では、この項目には言及していません。
実際に画面表示される内容の一部 (バージョン番号など) が本書の記載内容と完全には一致しない場合もありますが、ソフトウェアの操作には影響ありません。
本文中では、UNIX の特定プラットフォームのみに該当する情報の参照先として、Readme ファイル に言及することがあります。
環境変数を含むコマンド行の入力例で明示的に宣言していない変数は、宣言済みと見なされています。
UNIX のプラットフォームによっては、ファンクションキーを使用する一部のキー操作が利用できなかったり、Alt キーや Ctrl キーが存在しないことがあります。本書で説明しているキーと使用プラットフォームにおけるキーの対応については、『Server Express ユーザガイド』 の『UNIX のキー割り当て一覧』を参照してください。